今年も東北芸術工科大学の卒業/修了研究・制作展の季節がやって参りました。
昨年は書き時計で盛り上がりましたね。あの書き時計、改良版もできたようですよ。
さて、2016年度の卒展のキャッチコピーは「あつあつのソウゾウリョク」。
ソウゾウリョクとあえてカタカナにしているのが、芸工大らしいですね。
想像力、創造力どちらも大切です。
書き時計のプロダクトデザインはじめ、洋画・日本画、工芸、グラフィックデザイン、映像、建築、企画構想などなど毎年多くの作品を楽しませていただいていますが、ここ数年で一番印象に残っているのは、2013年度のハニカムシャンデリア(写真)です。
シャンデリアの灯りは電球やLEDライトでなく蜜蝋キャンドル。
灯りの材料からして単なるデザインとしてのハニカムでないことがわかりますが、さらに深く感じ入ったのは2年後のこと。
蜜蝋キャンドルを作るワークショップに参加し、ワークショップをしてくださった安藤さんとハニカムシャンデリアの制作者の学生さんが親子であるとつながったときでした。
作品のタイトルは「灯火と共に」。
安藤さん親子と直接話したこともないのに、あこがれの親子となりました。親の背中を見てこう育つのかと。タイトルのよさも後からジワジワ。
学生さんたちは、それぞれの想像力、創造力をフルに動員にて作品を仕上げてくることでしょう。私は私の想像力をフルに使って作品の背景を感じ取って行きたいと思います。
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