先日、「出羽三山信仰文化」が「日本遺産」に認定されました。
日本遺産は、昨年度は18件、今年度は出羽三山を含め19件の認定。
山形県では初の認定ということもあり、新聞記事が目に留まったのですが、昨年は気づかなかった・・・。
そして日本遺産とは何?というと
地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを認定する制度だそうですが、
ちょうど森敦の「月山」を読んだところだったので、観光と小説がリンクする感じかなとぼんやり思っていたところ、
山形ビエンナーレ2016のプロジェクトの一つにブックトープというのがあるのを知りました。
このブックトープは山形に実在するお店などが登場する短編小説を地図代わりに街を歩こうというもののようで、
まさに地域の特色や魅力を語るストーリーそのもの。
日本遺産にヒントを得たプロジェクトなのか、時代はそういう流れになっていたのか。
ともあれ、ただ観光資源を見るだけでなく、その土地ならではのことを体験したりその地域の背景を読み取ったりというストーリー性のある旅のスタイルがすっかり定着してきているのだなぁとも感じたのでした。
写真は読売新聞(2016年4月26日付より)
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