今年も芸工大で卒展が始まりました。まずはインターネット、新聞で話題の「書いて時間を表す時計 Plock」を見にプロダクトデザイン学科の展示会場である体育館へ足を運んできました。
ぜんまい仕掛けの時計が磁気ボードに手書きで1分ごとに時を刻みます。
未完成ということで、制作者である学生さんが1分時を進めては時計が手書きする様子を見せてくれました。
時間が進むタイミングで磁気ボードもからくり仕掛けで動いて1分前の文字は消され、そこに新たな数字が書き込まれるというわけです。
子どもがお絵かきをしたり字を書いて遊ぶ磁気ボードをうまく利用して、ぜんまい仕掛けの時計に組み込んでいます。
何よりぜんまい仕掛けで数字が書けるというのがなんともすごいと感心です。
この作品に象徴されるように、今年のプロダクトデザイン学科の作品は静かなテイスト。
ちょっと子ども連れには物足りないないかな?と思いつつ、Plock効果で大人とマスコミのお客さんが多くなりそうな今回の卒展。
子どもで独占しがちなプロダクト、今年は子ども控えめでちょうどいいかもしれませんね。
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