柿といえば甘柿、という環境で育ってきました。
わざわざ渋柿を食べなくても…とさえ思っていました。
山形へ来て4年余り、渋柿はすっかり身近な存在となりました。
渋抜きをされた柿は洋梨のようなとろみをまとっています。
以前はこの柔らかさが苦手でしたが、カリッとした甘柿と比較することなく別のものとして捉えられるようになったのです。
そんなわけで、以前では絶対しなかったであろう柿の渋抜きに挑戦。
義母に教わったやり方は、
ヘタのところにちょいと渋抜き用の焼酎をつけて、ヘタ同士を合わせて箱に並べて蓋をし、10日ほど置いて出来上がり。
箱がなかったら袋でもOK。ヘタがずれても大丈夫。密封するのを忘れずに。
干し柿用にと分けていた柿で、渋柿はどれくらい渋いのか子どもが味見してくれました。
なんとも形容のしようのない表情でその渋さを教えてくれました。
さて、10日後。
面白いくらいに渋柿が抜けていました。
子どもたちも大喜び。
こういった化学反応はちょいとやみつきになりそう。
新たに渋柿をもらってきてしまいました。
その際に渋柿の渋を抜く時は少し日が当たるくらいのところに置くのがいいと、教わりました。
冷暗所よりも、皮の色も進むし渋が抜けるのも早くなるのだそうです。
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