近所のお年寄りが亡くなられました。
御年満百歳。
私の実家のある熊谷あたりでは、長寿銭というのが配られるほどのご長命です。
人が亡くなると茶飲み話に花を咲かせるのは我が家のジイチャン。
近所に住むジイチャンの妹と
「◯◯よりうがいんだっけず」
「んだんだ。あっちは99だがらな」
私と話すときは割とわかりやすく喋ってくれるジイチャンも、話し相手が実の妹相手だと地の言葉が出てきます。
「うがい」だけを切り取って聞いてたら若いが訛ってるのかなという感じでしたが、
文脈ではどうもその逆。
やはり、年が多いとかそんな意味でした。
(実際、私しかいない状態で話すときは、◯◯は死んだ向かいのばんちゃより年一つ少ないんだ~という表現になってました)
方言だけではなく、お年寄り特有の話があっちこっち飛んだり、言葉の不鮮明さで「えっ?」と聞き返すこともしばしばの私ですが、
夫相手に復習しつつ、生きた山形弁を楽しんでいます。
ジイチャンの話す言葉には古語の山形弁も含まれていそうですしね、貴重です。
ちなみに、東京埼玉では①をまるいちと読みますが、山形ではイチマル。
輪ゴムはゴムワに。
「ゴムワとってけろず」
一瞬何が欲しいのかわからない私がいました…。
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