私事ですが、昨日上棟式を行いました。
本当にありがたいことにお天気にも恵まれポカポカ陽気で、立派な矢羽根飾りが大空によく映えていました。
山形へ来る前は、上棟式を建前と呼ぶことも、このような飾り付けをすることも、餅まきの存在すらも、うーんテレビで見たことあるような…というレベルでした。
関東出身のお友達も、ん?何をする行事なの?という少し前までの私の反応と似たようなものでした。
が、今回我が家の上棟式をするにあたり、山形出身のお友達からは、いつやるの?行きたい!とか、懐かしい!と言った声が多く聞こえてきました。
機会が少なくなったとはいえ山形ではまだまだ残っている風習なのだと実感しました。
上棟式ではお供えするもの、飾り付けそれぞれに意味があり興味深いものがありましたが、
その中でも印象深かったのが、棟打ちの儀。
棟梁の掛け声に合わせて職人さんが棟を木槌で勢いよく打ちます。
これは感動ものでした。
大工さんたちがいつもの10倍増しでものすごくかっこよく見えます。
これを見たら大工という職に憧れを抱く人が増えるのではないかと思ったほどです。
山形県では大工職人育成に力を入れていますが、こういった儀式をナマで見る機会があるとないのとでは色々な面で違うのではないかとも思いました。
上棟式のシメは餅まき。
餅を一網打尽にキャッチするというエプロン姿のおばあちゃんは見られませんでしたが、大人も子どもも楽しそうな顔をしてお餅、5円玉、お菓子を受け取ってくれました。
みんな一様に楽しかった~、いい思い出になるね~と言ってくれたのが何よりでした。
私たちにとってもすばらしくいい記念日となりました。
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