三連休が終わり、一気に春の陽気となりましたね。
連休中、春の訪れはもう少し先かな?という雪深い金山町へ行ってきました。
昨年の夏。秋田へ行く際に通りがかったことはあるのですが、冬の金山町を見るのは初めてです。
どのお宅も一階部分は雪に埋もれると見えてコンクリ打ちのガレージ。
二階から住まいとなっているようです。
雪の深さを見れば納得です。
以前は国道を通ったのみで気づかなかったのですが、町の中心部のほうへ行くと
金山型住宅と呼ばれる、切妻屋根に漆喰の壁から見える柱、住宅の腰周りは杉板の壁という独特の家が並んでいます。
さて、金山町へ行ったのは、金山町の住宅にも積極的に使われている杉の伐採見学のためです。
最初は金山杉の山林を見学する程度の予定でしたが、ちょうど伐採することになったそうでラッキーでした。
長さ40mにも成長した樹齢96年の杉の伐採。
チェーンソーの音が静まると、倒すぞ~の合図の笛の音。
そのあと楔を打ち込む音とまた少しチェーンソーの音。
いよいよバリバリッ、ズドーンと切り倒されました。
長男の「どうやって運ぶんだろう?」の質問に答えるかのように、ユンボが登場。
豪快に丸太を掴み上のほうの枝を落としながら引っ張り下ろします。
遠くから眺めているのと、目の前で見るのとでは大きさの感覚が随分と違います。
遠くから見ていると長く見えるのですが、近くで見るとさほどでもなく感じます。25mプールと同じくらいかなと思っていましたが、実際に測ってみると40m。
逆に幹の太さはすぐ近くで見るとものすごく大きく感じます。
約100年前に植えられた杉。
とてつもなく長いスパンで営まれる金山の林業はとても感慨深いものがありました。
金山は杉の生育にとても適した場所で大きく育つのだそうです。
また次の100年を見越して杉の手入れや植林が続く金山町でした。
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