2、3日前の国際ニュースで「山形市」の文字が流れ、なんだ?と思った方もいらしたのではないでしょうか?
私もその一人で、なぜ日米首脳会談に山形市が関係するのかな?と思っていたら、
オバマ大統領への贈り物が山形市南栄町にある山田パター工房のパターだったとのこと。
ゴルフといえば、ゴルフ場がたくさんあって盛んなのが宮崎、静岡、神奈川、埼玉、群馬あたりで、ゴルフクラブを扱う会社のほとんどは東京本社という印象があったので、
山形でゴルフ?と思ったのですが、山田パター工房の山田透さんが作るパターを世界で活躍するトッププロからアマチュアの方々まで数々のゴルファーが愛用しているのだそうです。
オーストラリアのライン・ギブソン選手も山形で手塩にかけられ作られたパターでプロゴルフツアー世界最少記録「55」をマークしたとのこと。ギブソン選手は山田さんが考案したストローク矯正機DREAM54も使っていたとも。
山形、ものづくりの底力を見たような思いです。
ちなみにこの山田透さん、音楽留学のため渡米したのにゴルフとパターに魅せられパター職人になったという経歴もおもしろいのですが、
レッスンプロにしてゴルフスイング、ストロークの研究者。
パター作りでいえば、デザイン~プログラミング~加工まで何でもこなすパター職人にして、そのパターの美しさから工芸家ともいえるのでは。
あまり目立たない山形で、実は世界で注目を浴びている一品が生み出されているというのは嬉しい限りです。
そういえば、オバマ大統領夫人のミッシェルさんが大統領就任式の際に身に着けておられたのは寒河江市の佐藤繊維の極細モヘア糸のカーディガン。
この先もオバマ大統領夫妻に山形のものづくり大使として活躍してほしいものです。
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