冒頭の写真、なんだかわかりますか?
縄?なんて言っていた知人がいましたが、これは食べ物ですよ。
都会(?)に育ちながらこういった食材が好きな私たちに義母が送ってくれました。
里芋の茎、芋がらです。この冬できたての新物です。
これがあるんだから使わない手はありません。
そう、七草の節句に。
関東では「七草粥」その名の通り、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの七草を具にしたお粥を食べます。
山形では・・、というと言わずと知れた「納豆汁」が七草粥の代わりを務めます。
今年は芋がらをたっぷり入れた納豆汁で七草をと思い、母に話をすると「なるほどー、雪で草が摘めないものね。」
確かに・・。おいしさにとらわれて考えもしませんでした。
納豆汁のおいしさをひきたてる「芋がら」について、歴女な友人が教えてくれたのですが、芋がらは戦国時代のインスタントみそ汁だったと。
芋がらを味噌で煮込んで乾燥させて戦に携行したとのこと。
必要なときはこれを切ってお湯へ投入。芋がらのお味噌汁の出来上がり~。
戦国武将に思いを馳せながら納豆汁をいただくことにいたしましょう。
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