山形の郷土食を作ってみました。
といっても、山形のごく一部の方たちのものかもしれません。
それは、紅花干し(紅花の若菜を乾燥させたもの)の煮物。
紅花の産地で有名な山形市高瀬の産直所で「紅花干し」なるものを見つけ、実家の母へのおみやげに面白いかもと購入。それを使ってのお料理です。
紅花といえば、リノール酸とビタミンEが豊富。
リノール酸はコレステロール値や中性脂肪値、血圧を下げる働きがあり、ビタミンEは抗酸化ビタミンの一つで老化・ガン・動脈硬化の予防、血行促進、肌のしみ・しわの予防に一役買ってくれるという。
更年期障害、婦人病、冷え症にも効果ありだそうで、健康・美容の両面で女性には強い味方となってくれそう。
これらの成分は紅花の花の部分の話であって、今回使用した葉や茎の話ではない。近い効果が得られたらいいなぁというところ。
干したものと生鮮のものでは栄養成分が違うのでしょうが参考に。紅花若菜の栄養成分はこちら。
さて、作り方。(商品に添付されていた作り方を少々アレンジ)
1.紅花干しは、洗って水から火にかけ、煮立ったら火を止め、そのままお湯が冷めるまで置いておく。その後、水を1、2回変える。(もしくは数分茹でた後、水を替えて一晩置く)
2.油揚げは油抜きをし短冊切り。にんじんは短冊切りもしくは千切り。白滝は食べやすい長さに切り、しめじは石突を取る。
3.紅花は3~4㎝の長さに切る。
4.油ですべての材料をさっと炒め、だし汁と調味料(しょうゆ、みりんなど)を加えて、中火で煮汁がなくなるまで煮る。
5.最後にごま油を回し入れてもOK。
見た目はひょう干(スベリヒユの干したもの)し、香りは、干しぜんまい(「干し」の位置が違うのがおもしろい)、芋がらに似ている紅花干しですが、和の味付けだけでなく、中華、エスニックでもいけそうな、この先の広がりが楽しみな食材です。
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