夏休み、一番お世話になったといえば・・・図書館!
学生の頃から夏休みといえば図書館!でしたが、ここ数年は図書館の利用は控えめ。
今夏は久しぶりに図書館へよく行きました。
子どもたちも多少マナーが守れるようになり、親子それぞれが借りたい本を選ぶことに没頭できました。
たくさん借りた中で偶然にも2冊の本に「山形」の文字。
「あれ?!やまがたって書いてある!」と子どももしっかり反応していました。
『からすのおかしやさん』は、かこさとし作『からすのパンやさん』の続編。
親子三代にわたり読まれているご家庭も少なくないロングセラーの名作絵本。
40年ぶりにだされた続編で、からすのパンやさんのおじさんが山形在住という設定になっています。もしかしてからすのパンやさんは山形出身!?
ちなみに作者のかこさとしさんは福井県生まれ、東京都育ちです。
『小さいおうち』は中島京子作、直木賞受賞作品。
今年1月に映画化され、タキさん役の黒木華さん(「花子とアン」で花子の妹かよ役を演じている女優さん)が第64回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞したことでも話題になりました。
この黒木さん演じるタキさんが山形出身という設定。
それが理由か、中島さんは東京のご出身ながら、『小さいおうち』は山形市立図書館では郷土資料扱いとなっています。
作者インタビューを見てもなぜ山形出身という設定にしたのかということには至らないのですが、わりと東京に近い東北という位置づけが山形にはあるのかな、という感想を抱きました。
また原作では読み取れなかったのですが、映画では米沢出身という設定で、置賜方言となっているそうです。