先日、所属しているやまがたBOSQUEの会でジャズライブを企画し、開催しました。
世界的ジャズピアニストの大口純一郎さんと、ベテランベーシストの米木康志さんによるデュオ。
前日まで大口純一郎トリオとして東北ツアーを行なった帰り際に、山形に寄っていただきライブを開催したというわけです。
トリオのもう一人、ドラマーの本田珠也さんは先に決まっていたスケジュールがあり一足先に帰京です。
ライブを企画提案したやまがたボスケの会メンバーはもちろん、他のメンバーもライブの開催など初めてのこと、よくわからないままに準備、当日を迎えました。
大口さんと米木さんが会場に到着し、リハーサルを行い、お客様をお迎えするまでの小一時間、みなで蔵王を眺めながらしばしおしゃべり。
アルコールOKな人はワインを片手に。
雄大な蔵王を眺めつつのそのゆったりとした時間は、とても東京で味わえないものとしみじみなさるお二人。
その後ろ姿だけで、もう気持ちよく演奏してもらえると安心したのでした。
ライブには幼稚園児や小学生も来ていて、少し飽きてしまいチョロチョロ動いていたのですが、誰も気に留めることもなくゆったりとピアノとベースの音色を楽しみました。
ライブ終盤はお尻のむずむずがとれない子どもたちは外へ出て、漏れ聞こえてくるピアノとベースの音を聞きながら自分たちのペースでのんびりと時間を過ごしていました。なんともぜいたくな感じ。
今回のライブでおもしろい発見がありました。
奏者でこんなにもピアノの音が変わるのかということです。
前日準備のため会場へ行った際に小学生がピアノを弾いていました。ピアノを習っている子で一生懸命弾いていました。
その音が耳に残っている状態で、大口さんのピアノが流れてきましたら・・・
「同じ楽器!?」
と思ってしまうほどの衝撃を受けたのです。
小学生のピアノ、プロのピアノ、それぞれわけて聞いていたときは、そんなものだとしか受け止めていなかった自分に気づいたのです。
名の通ったライブハウスなどではなく、民家で開催したライブでその発見があったのはおもしろいことでした。