最大級の台風到来。
よりによってお盆直前、大勢の方がふるさとへ向かうこの時期に来なくても・・と思うのですが、台風は時と場所を選んではくれませんね。
このお盆シーズンは、実家を出て他の地域で暮らす人々にとっては「ふるさと」を強く感じさせてくれる時期。
そんなタイミングで目に留まったのが先の記事(日本経済新聞 2014年8月9日付)、天童市へのふるさと納税の寄付額が1億円を超えたというもの。
全国的にみると突出した数字ではないようなのですが(控除額のランキングはあっても寄付額ランキングなるものは見当たらず)、山形県内では初の1億円突破ということで、県内では1番寄付を集めている自治体ということは容易に伺えます。
ふるさと納税(寄付)をしてくれた方へのお礼の品としてサクランボなどの特産品を用意したのがヒット要因だそう。
サクランボというと、県内では東根や寒河江が頭に浮かびますが、天童も立派なサクランボの産地。
ふるさと納税で上手に宣伝。寄付金が多く集まるだけでなく特産品のPRにもつながり一石二鳥ですね。
ふるさと納税についてはポータルサイトがいくつも作られており、どんな制度で、どの自治体に寄付するとどんなものが贈られるといった情報を得ることができます。
総務省 ふるさと納税など個人住民税の寄付金税制
ふるさとチョイス
ふたくす
これらを見ると、寄付金額および控除額が多いのは断トツで東京。つまり東京に入るはずの住民税が地方へ散らばっているということ。
またふるさと納税のお礼品で人気なのが、お米、牛肉、果物、海産物、お酒ということも見えてきます。
ふるさと納税制度が始まった頃は、なんで寄付のお礼がこんなに・・と思ったものですが、日本全国の特産品を知るのは国を知るようでもあり悪くないなぁと。
また、モノで違和感のある方には自然保護や災害支援といった寄付の使い道を指定してふるさと納税をすることができます。
それはさておき、山形にはこの人気特産品が全てそろっています!
さらには控除される寄付金の上限が2倍になる見通し。
総務省 寄付額一覧 を参考に見ると
現行制度だと、
給与収入300万円独身の方は、下表に示す16,000円以下の寄附であれば自己負担額は最小の2,000円となるが、これ以上の額の寄附をすると、自己負担額が増加していく
上限が2倍になると、32,000円以下の寄付~となり、自分の持ち出しが少ない状態で特産品をより手に入れられるようになるというワケです。
ふるさと納税制度を見方につけて、都会のお金よ~、山形に流れておいで~。