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弁当開き

  • 弁当開き
弁当開きと聞いて、その光景が浮かんだそこのアナタ

弁当開きは標準語ではない

ということを先にお知らせいたします。

山形出身のママ友が、自分たちでもなかなか気づかない山形方言を見つけた~と嬉しそうにクラスのみんなに報告。

関東出身の私は元より、隣県の福島、宮城出身の人も弁当開きと聞いてポカン。

給食開始時期ということもあり、新年度のお弁当始めの日?

と山開き、海開き、プール開きを連想した人多数。なぜか鏡開きを連想する人まで(笑)

家に持ち帰り夫に聞いてみるも、実家ではやらなかったからピンと来ないという返事。

岩手出身の義母に聞いてみると、当然知ってる、言葉そのままにお弁当を開くことでしょう?

でもそれは少し違うのです。

お弁当を開くには開くけれども、外でお弁当を開くことに意味があるのが山形方言の「弁当開き」。

外でのお弁当というキーワードから私たち県外出身者が連想したのがピクニックですが、

ピクニックだとお出かけメインでお弁当は付随するものになるけれど、お弁当開きはあくまでもお弁当がメインなのだそう。

庭、公園、畑、山、どこであろうと屋外でお弁当を開くことが目的であればそれは弁当開きです。

最初は畑仕事の合間に広げるお弁当をイメージしていたのですが、山形にはお弁当を広げることができる場所がそこかしこにあるということに気づきました。

空は広いし空気もおいしい山形です。
2016.04.18:pokonyan:コメント(0):[方言]

ごはんを・・・

  • ごはんを・・・
もる

よそう

ごはんを◯◯

「もる」と「よそう」どちらを使いますか?

私は、よそう派なのですが、

長男は、もる派。

学校給食で「もる」と言っているようです。

山形弁を身につけたいと公言している長男。

普段は変なイントネーションで「ほんてん?」「だずね」を使ってますが、ちゃんと少しずつ山形弁が入ってきているようです。

さて、ごはんをもるというと、お茶碗にてんこ盛りにごはんをよそうイメージ。

ごはんは最低3回に分けて少しずつ形を整えてよそうこと、と教わって育った私にとってごはんはやはりよそうもの。

言葉は「もる」でも、ごはんはしゃもじ一盛りでボンと盛らず、見た目美しく装うよう子どもたちには伝えたい、そんな風に思うのでした。

2015.05.12:pokonyan:コメント(0):[方言]

うがい

近所のお年寄りが亡くなられました。

御年満百歳。

私の実家のある熊谷あたりでは、長寿銭というのが配られるほどのご長命です。

人が亡くなると茶飲み話に花を咲かせるのは我が家のジイチャン。

近所に住むジイチャンの妹と

「◯◯よりうがいんだっけず」

「んだんだ。あっちは99だがらな」

私と話すときは割とわかりやすく喋ってくれるジイチャンも、話し相手が実の妹相手だと地の言葉が出てきます。

「うがい」だけを切り取って聞いてたら若いが訛ってるのかなという感じでしたが、

文脈ではどうもその逆。

やはり、年が多いとかそんな意味でした。

(実際、私しかいない状態で話すときは、◯◯は死んだ向かいのばんちゃより年一つ少ないんだ~という表現になってました)

方言だけではなく、お年寄り特有の話があっちこっち飛んだり、言葉の不鮮明さで「えっ?」と聞き返すこともしばしばの私ですが、

夫相手に復習しつつ、生きた山形弁を楽しんでいます。

ジイチャンの話す言葉には古語の山形弁も含まれていそうですしね、貴重です。

ちなみに、東京埼玉では①をまるいちと読みますが、山形ではイチマル。

輪ゴムはゴムワに。

「ゴムワとってけろず」

一瞬何が欲しいのかわからない私がいました…。
2015.04.21:pokonyan:コメント(0):[方言]

NHKのど自慢

  • NHKのど自慢
日曜日のお昼といえば、NHKのど自慢!というわけではないのですが、昨晩のニュースで紹介されていたのでつい見てしまいました。

なぜなら…会場が山形県上山市だったから。

ニュースでは上山での予選の様子を報道しつつ番組宣伝。

その宣伝にのってしまったというわけです。知っている人が映るかもしれないし(笑)

以前ならそのような情報があってもわざわざテレビをつけることはなかったのですが、山形ではすっかりテレビの中が身近な存在となっており見てしまいました。

子どもたちものど自慢に釘付け。

山形大学の学生さんたちの「この春渡米します(=米沢キャンパスへ通います)」発言に、なるほど~と頷いてみたり。

キーボードの人の髪型に目線が釘付けになってみたり。

そして番組終盤、ゲストの小林幸子さんがおかあさんへというさだまさしさん作詞作曲の歌を歌いました。

その歌にかなり真剣に聞き入ってる様子の長男。

卒業入学シーズンということもあり感動してるのかしら?と思っていると

「今、お母さんって19回も言ってたよ!」

歌詞に出てくる、お母さんを数えていただけでした。
2014.04.06:pokonyan:コメント(0):[方言]

方言

  • 方言
やまがたコミュニティ新聞(4月27日号)の山形弁検定より

新発見だったのが、
いだばんこ

山形では市民権を得ている方言だったのですね。
我が家ではお風呂の焚きつけに重宝する薄い板。義母が独自につけたニックネームかと思っていました。彼女は「いたぱんこ」と呼んでいますが。

「さぶろ」
山形方言かるたで学習済みでした。
が、最初は何のことかわからず、最上川のことかと思いました。

さぶろ→三郎=四国三郎(吉野川)のことでなかったっけ???
と思いつつも東北バージョンがあるのかと。

シャベルとかスコップのことでした。

<山形方言かるた>より

ちなみに太郎、二郎は以下のとおりです。
坂東太郎(利根川)
筑紫二郎(筑後川)
2012.04.30:pokonyan:コメント(0):[方言]
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