電飾と座敷童子(ざしきわらし)

  • 電飾と座敷童子(ざしきわらし)

 今月10日からイルミネーションを点灯させてから、不思議なことが続いている。最初に気づいたのは、車寄せに設置したラインが早朝から点灯していたのを見た時である。日中は自然光に紛れて気づかなかったが、一日中点いていたのである。「タイマーの設定を間違えたかな」と思い確認に行った。するとタイマー器が「常灯」になっている。「認知が進んだかな」などと思いながら、セットを仕直して帰って来た。

 

 しばらくして、今度は同じラインが全く点かなくなっている。「変だなぁ」と思って確認に行くと、点灯時間を設定する部分が解除されている。ここまで来ると、ようやく事の真相が見えて来た。

 

 古い家には座敷童子が棲んでいて、夜な夜な遊びに出て来るそうである。古い駅舎にも駅舎童子が棲んでいて、電飾で遊んでいるのだろうか。電飾が好きでいつも点灯していて欲しいと思っているのだろうか。座敷童子を見た人は幸せになるといい、その家は繁栄するともいう。駅舎童子もそうあって欲しいものだ。そして何よりも、器物損壊などの問題にならないように節度をもって駅を利用してくれることを願っている。

2023.12.21:orada3:[駅茶こぼれ話]

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