長井線リポート(32)  高架を超えて

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 南陽市役所駅を出るとすぐに、奥羽本線の線路と並走しながら国道113号線の高架をくぐる。旅人は、この高架を超えて長井線の旅に向かうのである。折しも今日5月16日は、松尾芭蕉が「奥の細道」の旅に出発した日であり、「旅の日」である。

 この高架は、憧れの土地への入り口であり、過去の自分との訣別の場所である。芭蕉が「旅心定まりぬ」と語った白河の関と同じかもしれない。旅が終わり高架を超えて帰るその時に、胸の中に語りきれない実りがあることを願っている。(「木戸をあけて」的)

 

  トカイヲ  ハナレテ  タビスル  ヒトヨ

  キミハ   ナニヲ   モトメテ  キタノカ

  トカイニ  カエル   タビビトヨ

  キミハ   ナニヲ   ミツケタ  ダロウカ

2021.05.16:orada3:[長井線乗車リポート]

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