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列車は恋の魔法瓶

  • 列車は恋の魔法瓶

 駅茶内(旧駅事務室)では、「青春18きっぷチラシ紀行&フラワー長井線ポスター紀行展」を開催しています。今回紹介するのは、昭和57年頃の当初のポスター2枚。その名のとおり青春真っ只中のようなデザインになっています。「列車は恋の魔法瓶」というコピーも、旅への憧れと出会いへの期待が感じられて、18歳の自分に立ち戻るような気持ちになります。

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 先日成田駅で降りた方が「私はふらりと駅に降り立って、駅から町と通りを見るのが好きなんです。」と語ってくれました。その人にとっては駅舎を出て吹く風の違いを感じ、そこに住む人々の暮らしの匂いを感じるのが旅の醍醐味なのかもしれない。

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 青春18きっぷのポスターは、その後の40年の歳月の中で世相を反映しながら、私たちの暮らし方へのメッセージを表現してきたように思います。自分はどんな場所へ出かけたいのか、どんな旅をしたいのか。そんなことを考えながら鑑賞してもらえればうれしいと思います。

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【おらだの会】この展示会は7月24日(日)までの毎週金、土、日曜日の午後1時半から4時までです。都合により事前の告知もなく開場できない場合もございますことをご了承ください。

2022.07.06:orada3:コメント(0):[イベント情報]

地域の先生になっちゃった ~ その1

  • 地域の先生になっちゃった ~ その1
  • 地域の先生になっちゃった ~ その1

 6月28日、地元の致芳小学校3年生20名が成田駅に勉強に来るという。駅茶の爺さんが「地域の先生」になってしまった。という訳で、その授業の様子をオクトパス風に報告したいと思います。まずは待合室でのスライドショウ。

 

①「成田駅や白兎駅は有名なんだぞ」という話をするために、西村京太郎トラベルミステリーのワンシーンを映して、「この俳優さんは誰だか知ってますか?」と高橋英樹さんと高田純次さんを指差した。が、生徒は「わかんな~い。」 (えっ、そうなんだ。トホホ・・・・)

 

②めげずに、「旅行雑誌に長井線を代表する風景は白兎駅から見える風景だ、と紹介されているんだぞ。」と白兎駅が載っている雑誌を映し出した。途端に「うわーっ、白兎駅って兎の形だったんだ。みんな知ってた?」と一番に反応してくれたのは、担任の先生でした。(苦笑い・・・)

 

③それでも感想発表の時間には、「成田駅や白兎駅がテレビや映画に出て有名なんだということを知ってよかったです。」と発表してくれた生徒がいた。私に気を遣って発表してくれた訳ではないだろう。(感じてくれてありがとう!)

 

④映像の最後に、桜の時期にドローンで撮影した写真を映しながら、「こんな故郷の美しい風景の中を走る長井線と小さな成田駅が、君たちが高校生になって通学するようになるまで、いつまでも残っているように応援してあげてください。」と話したとき、一番大きくうなずいてくれたのは、やっぱり担任の先生でした。(サンキュー!)

 

 

 

【おらだの会】

 致芳小学校のHPに紹介されている授業の様子はこちらからどうぞ

 →  6/30(木)#512 地域を学ぶ、地域の先生に学ぶその3~羽前成田駅へ~:致芳小ブログ (samidare.jp)

 

 西村京太郎トラベルミステリーの村川監督からのメッセージはこちらから

 → 村川監督のメッセージ 「宝物」:山形鉄道おらだの会 (samidare.jp)

2022.07.04:orada3:コメント(0):[駅茶こぼれ話]

4年ぶりの「成田縁結び列車」

  • 4年ぶりの「成田縁結び列車」

 6月26日は朝の草刈り作業の慰労会を兼ねて、夕方から貸切列車の旅を楽しみました。成田縁結び列車は、成田駅に縁のある人たちが列車の旅を楽しみながら、明るく楽しくその輪を広げていきたいと名付けたものです。

 

 成田縁結び列車は山形鉄道開業30周年を祝って平成30年に開催して以来4年ぶりとなります。今年は成田駅開業100周年で、何とか実施したいと思っていました。減少傾向とはいえ、コロナ感染の不安がつきまとう中、ある意味では意を決しての開催でした。参加された皆さんには往復2時間ほどの旅をとても楽しんでいただけたようで、またその後も体調等に何事もなくてホッとしています。

 

 駅協力会の鈴木会長からは駅を守っていこうという力強い挨拶があり、参加された皆さんからは高校時代の汽車通学の想い出などが語られました。特に心に残ったのは「今年は孫がお盆に帰って来れそうなので、子どもや孫と列車に乗ってこの楽しい雰囲気を一緒に味わいたい。そして長井線への思いをつないでいきたいと。」と語ってくれた方がおられたことでした。

 

 今は長井線に乗らなければならない理由はないようです。だからこそ列車に乗る機会を作り、列車の旅が楽しいことをわかってもらうことが必要であるように思います。かいがいしく飲み物等を配り、余興に詩吟まで披露してくれた山形鉄道の社員の姿を見ながら、「ありがとう山鉄社員、がんばれ山鉄」の言葉が胸に浮かんできました。

 

 

第1回目の縁結び列車はこちらから

→ 成田縁結び列車で?:山形鉄道おらだの会 (samidare.jp)

 

2022.07.02:orada3:コメント(0):[駅茶こぼれ話]

今度は妻と一緒に

5月16日(月) 小雨

 14時着。山形市内から来ました。長井市の紹介パンフレットを見てここに来たくなり、ドライブを兼ねて来ました。風情があって素晴らしい駅舎ですね。60代前半ですが、タイムスリップしているかのような感じです。今回は一人で来ました。今度は妻と一緒に来て電車にも乗ってみたいです。

 

 

6月11日(土) 20:00

 大雨で50分遅れの夜汽車でふらっと降りてみた。カエルの大合唱が響いてる。雨がしみ込んだ木の香りが駅舎に満ちている。

2022.06.30:orada3:コメント(0):[停車場ノート]

ファーンと汽笛を

5月9日

4月と違って5月の駅のまわりの花もキレイでかわいい! 駅に入るといいにおい、ユリの花などが活けてありました。ホーム付近のお花もいろんな種類があっていいですね。列車の運転手さん、車掌さん、お客さんも手を振ってくれたり、たまに汽笛をファーンと鳴らしてくださり、子どもも喜んでいます。

 

5月12日

素晴らしい!  この駅をぜひ残し続けて欲しい。

 

 

【おらだの会】汽笛にも運転手さんの優しい笑顔が見えることがありますよね。手を振り合うのも、「鉄道」独特の温かなコミュニケーションのような気がする。

2022.06.28:orada3:コメント(0):[停車場ノート]