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今日も今日とて

  • 今日も今日とて

 長井高校写真部展で毎回楽しみにしているのが、コメント又はキャッチコピーと写真を一緒に見ることである。今年も素敵な作品ばかりですが、その中で私が特に興味を引いたのが「今日も今日とて列車は来る」とした作品でした。茫洋とした男子生徒の向こうから、それも茫洋とした列車が入ってくる写真である。決まった時間には列車がやってくるという日常をこんな風に表現した作品を初めて見たような気がした。

 

 今日の地元紙の記事に「友情や恋、進路に悩む姿などを映した作品が多い。何を考えて撮影したのか思いを巡らせて楽しんでほしい」との部長の談話が載っている。そのコメントのとおり、作品をとおして作者の心情に思いを寄せることができるのが楽しいし、青春時代の自分と重ねてみるのも面白い。生徒に教えられたフレーズで句を作ってみたくなった。

 秋時雨 今日も今日とて 汽車は来る

 

【おらだの会】長井高校写真部展は、本日6日午後4時までです。お急ぎください。

2022.11.06:orada3:コメント(0):[イベント情報]

物語のある風景

  • 物語のある風景

 長井高校写真部の「物語のある風景展」がスタートした。列車という空間の中に一人だけの生徒の姿。ホームで列車の進行方向を確かめているような眼差し。ホームにぽつんと立つ生徒は何を見ているのだろう。同じようなシチュエーションでありながら、そこに描かれているのは思春期のそれぞれの心の風景のように思える。

 

 前期の7人展のテーマは「未来に伝える鉄道風景」でしたが、高校生の作品は「今の私の鉄道風景」といえるかもしれません。サブテーマに「この場所は100年前にも、100年後にも思いを馳せる不思議な場所です」とありますが、鉄道のある風景はそれぞれの世代にそれぞれの思いを感じさせるようである。改めてなんとも不思議な場所に思えて来る。

 

 長井高校写真部展は11月3日(木)から11月6日(日)までの午後1時半から4時までとなっています。どうぞご覧ください。そしてあなた自身の物語を綴ってみてください。

2022.11.04:orada3:コメント(0):[イベント情報]

未来に伝える鉄道風景展6

  • 未来に伝える鉄道風景展6

 今回は遠藤博さんの「走れ 走れ」。じーっと眺めていると、景色の流れるさまが走馬灯のように思えてくる。それは故郷の想い出のようでもある。時の流れの中に立っているのは淡い恋心を抱いた女生徒であろうか。原由子さんの「花咲く旅路」のフレーズが思い浮かんだ。

 

  はるかな空の果て/想い出がかけめぐる

  世の中はああ世の中は/なぜこんなに急いてと流れてく

 

2022.11.02:orada3:コメント(0):[停車場風景]

長井高校写真部展がスタート

  • 長井高校写真部展がスタート
  • 長井高校写真部展がスタート

 いよいよ11月3日から長井高校写真部展がスタートします。「物語のある風景」と題した当駅での写真展も今回で8回目となります。羽前成田駅開業100周年にちなんで、「この場所は100年前にも、100年後にも思いを馳せる不思議な場所です」のキャプションも素敵です。

 

 会期は11月3日(木)から6日(日)までの4日間、午後1時半から4時までとなります。高校生が紡ぐ長井線物語を堪能ください。

 

 

2022.10.31:orada3:コメント(0):[イベント情報]

未来に伝える鉄道風景展6

  • 未来に伝える鉄道風景展6

 長井線祭りも終えて、穏やかな時間が戻って来た。「未来に伝える鉄道風景展」の紹介を再開したい。今回は加藤弘一さんの「列車通学」、時庭駅の風景である。

 

 日大山形高校の放送部員からの「長井線での一番の想い出は何ですか?」という質問に、「他校の女生徒の制服が白くまぶしく見えたこと。」と答えた人がいた。いつまでも懐かしく想い出される青春の一コマであろうか。

2022.10.29:orada3:コメント(0):[停車場風景]