10月23日は、長井線祭り。成田会場でも楽しい企画が盛り沢山です。今年は駅協力会、成田公民館、地元消防団と一緒に羽前成田駅開業100周年記念事業実行委員会を組織して盛り上げます。どうぞおいでください。
「未来に伝える鉄道風景展」がスタート
いよいよ今日から、「長井線を応援する7人展Ⅴ」がスタートします。今回のテーマは「未来に伝える鉄道風景」。
長井線は、故郷の季節と同様に正確に時を刻み、山や川、風と同じように地域の風景の一つとなって、私たちの中に存在してきました。一方駅舎は出会いや別れの場所。いろんな人生が交差する場所であって、若い世代ともイメージを共有することができる空間です。
鉄道と同様に私たちが住んでいる地域社会も、人口減少の中で存続の不安を抱えています。そんな中、これからの100年に向けて未来に伝えたい、大切にしたい鉄道のある故郷風景を見つめていきたいと思います。
【おらだの会】順次作品を紹介していきます。今回の写真は松永政和氏「補植の朝仕事」です。なお写真展は10月23日(日)までの週末(金・土・日)の午後1時半から4時までです。
「おらだの会」という名前
日大山形高校放送部の皆さんが成田駅に取材に来られ、「おらだの会という名前になったのはなぜですか?」という質問がありました。そこで初代会長の石塚さんに聞いてみると、名付け親は私たちに「後を頼む」と言ってくれた先輩方であって、「みんなで力を合わせて活動してほしい、みんなが主役の会であって欲しい。」という意味だと教えられたそうです。
最近になって、会の名前にもう一つの意味が込められていたのでないかと思うようになりました。「おらんだ(あなた達)はおらんだ(あなた達)のままで良いなだ。年寄りに気を遣わないでお前たちのやりたいことをやってくれ。」という思いもあったのではないか、ということです。こんな風に考えるととても良い名前を付けてくれたなぁと思います。
高校生のおかげで、おらだの会の原点に立ち戻ることができたような気がします。それにしてもこんなことを考えるようになったのは、当時の先輩たちと同じぐらいの年になったからだろうか。うれしいような寂しいような・・・。
【おらだの会】写真は、駅舎を取材する日大山形放送部の皆さん。