5月31日
今日はあいにくの雨。気分も落ち込み気味ですが、成田駅に来るといつも元気が出ます。雨の中を走るフラワー長井線も素敵だろうな。12時着の電車を待ちます。
6月1日(土)晴れ
昔ながらの駅舎、すばらしいです。においもなつかしい。いつまでも現役で! (牛)
【おらだの会】以前から待合室に落し物が飾られています。お心当たりの方はご確認ください。
7人展を初めて開催したのは2020年9月。きっかけとなったのはコロナ禍でした。コロナで写真家・広田泉さんなどの外部の応援がもらえない状況が続く中で、どうすれば地元で継続的に山形鉄道を応援する体制がつくれるだろうか、と悩んだ末のチャレンジでした。
7人展も今回で8回目となります。今回のテーマは「私の好きな長井線」。メンバーそれぞれの個性が交差し、長井線の新たな魅力が表現されます。どうぞお楽しみに。
期 間:6月7日(金)から6月30日(日)までの週末(金・土・日)
時 間:午後1時半から4時まで。最終日は午後3時まで。
第1回目の開催案内はこちらから
駅舎にはいろんな人が訪れる。列車を待つ間、駅茶でよもやま話をするのが何よりの楽しみである。
荒砥駅付近で生まれた夫人は、朝から夕方まで列車の汽笛を聞いて育ったという。母の実家の宮内に長井線に乗って出かけるのがとても楽しみでウキウキするものだった、と語ってくれた。
また3歳ぐらいの女の子と時々駅で見かける夫人に話を聞くと、女の子は長井線が大好きなのだという。なんと市外に住むひ孫さんを預かっているのだという。
天童駅の近くに住んでいた方は、自宅で介護していた父が亡くなった時のことを語ってくれた。父がいなくなってからは、それまで住んでいた家が「自分の家」であるとは思えない日が長く続いたという。自分にとって列車の音が聞こえる毎日がとても大事なものだと思っていたが、家族のいる風景の重さを改めて知ったという。
コロナ禍で普通の暮らしの有難さや大切さを教えられたものである。けれども命は永遠のものではない。だからこそ、その日常の重みを噛みしめながら生きていきたいものだと思う。駅に遊びに来る子供たちにとって、父母や祖父母、曾祖母の優しい笑顔が、長井線と共に懐かしい思い出として記憶の中に刻まれていくことを願っている。
加藤弘一さんの写真展「花とフラワー長井線」も、今週末を残すのみとなった。地元紙に紹介されたこともあり多くの方が来場された。「こんなに美しい花々の咲く場所があったことを初めて知った。」といった感想が多く寄せられた。また撮影地で加藤さんと出会った時に、撮影の仕方や沿線の撮影ポイントなどを教えてもらった、といったエピソードも聞くことができた。
長井線の写真を撮り始めて、いろんな人と巡り合うことできた。そしてこんな風に集まる事が出来る、それが何より幸せなことだ。と、7人展の打ち上げの際に、加藤さんが語っていたのを思いだす。長井線がつないでくれた「縁」なのかもしれない。おらだの会も長井線を応援しているようで、実は長井線から元気を貰っているのかもしれない。
【おらだの会】写真は「梨郷の春」。加藤さんの写真展は24日(金)から26日(日)の午後1時半から午後4時まで。ただし最終日は午後3時までです。