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西大塚駅 110歳おめでとう!

  • 西大塚駅 110歳おめでとう!

 今年は長井市と白鷹町誕生70周年の記念すべき年であり、両市町では様々な祝賀行事が行われているようです。フラワー長井線では一昨年の羽前成田駅等開業100周年、昨年の長井線全線開通100周年と続きましたが、今年は西大塚駅から長井駅までの開業110周年にあたります。

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 大正3年(1914年)11月15日に開業した西大塚駅は、長井線の中で当時のままの姿が残る駅であり、平成27年(2015年)に羽前成田駅と共に国の登録有形文化財に認定されました。成田駅も年を重ねるごとに建物の損耗が目につき始めてきました。駅舎の年齢が100歳を超えてからは、10年刻みぐらいにお祝いをしてあげたいような気がします。

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 長井線祭りでは、西大塚駅でも記念事業を計画しているかと思います。羽前成田駅でも西大塚駅と縁のある方の写真展を通しながら、西大塚駅の皆さんにエールを送りたいと計画していますので、どうぞおいでください。

「西大塚駅110歳おめでとう! これからもよろしくお願いします。」

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【おらだの会】写真は、大正3年11月17日の米澤新聞の記事です。またNHKで2010年に放送された動画がありましたのでご覧ください。

 → 西大塚駅|地域|NHKアーカイブス

2024.09.15:orada3:コメント(0):[イベント情報]

長井線祭りに思うこと(今泉駅にて)

  • 長井線祭りに思うこと(今泉駅にて)

 所用のついでに今泉駅に行って来た。カーテンが閉められた事務室の窓に、地元の児童生徒からのメッセージが貼られていた。写真のように今泉駅舎と米坂線の車両が描かれたものやフラワーライナーが描かれたものもある。こうした小さな展示がマスコミに取り上げられることは少ないように思われる。またこの作品を受け取ったJR職員はどんなことを思ったのだろうか。そしてそのことは会社の上部の方に伝えられたのであろうか、と思った。

 

 さて長井線祭りは10月20日(日)に行われる。今年は今泉駅から長井駅まで、米坂線のJR列車による乗車体験も行われるという。長井線には、駅に子どもの姿を見つけると、その姿が見えなくなるまで手を振って応える若い車掌さんがいる。その姿を見るとローカル線にとって最も大事なものがそこにあるように思える。

 

 長井線祭りを山形鉄道の会社と社員、そして行政と住民の在り方を考える機会にして欲しいと思う。長井線祭りの時には最寄りの駅に出かけて欲しい。そしてフラワー号の乗客に手を振ってあげて欲しい。米坂線の状況を対岸の火事にしてはいけないと思うから。

 

2024.09.13:orada3:コメント(0):[イベント情報]

2024長井線祭り速報 in 羽前成田駅

  • 2024長井線祭り速報 in  羽前成田駅

 今年の長井線祭りは10月20日(日)の午前10時から午後3時半までの予定だそうです。9月も中旬にさしかかり、日程の調整やチケットの予約開始時期を迎えました。そのため、羽前成田駅会場での事業予定をお知らせ致します。なお今後、変更があるかもしれません。その場合は当ブログでお知らせいたしますのでご確認くださいますようお願いします。

 

 ■2024長井線祭り in 羽前成田駅(10:00~14:00) 

  ●芋煮会(11:00~)

   オカリナ演奏会(11:15~)

  ●小野孝志写真展(旧駅事務室)

   「あの日あの時へ ~ 山形の鉄道情景」

   10月19日(土)10:00~16:00

   10月20日(日)10:00~14:00

   ※開場日程の詳細は、上のパンフシートでご確認ください。

 

 

  昨年の芋煮会の様子はこちらから

 → 2023年を振り返る その2:おらだの会 (samidare.jp)

 → 長高生頑張ってます   その2:おらだの会 (samidare.jp)

 → 毎日これぐらい賑わってほしいです:おらだの会 (samidare.jp)

2024.09.11:orada3:コメント(0):[イベント情報]

10年前の僕、10年後の私

  • 10年前の僕、10年後の私

 「軌跡、」という写真展の「作品の中にY君をさがす」なんてことをやってもよいのだろうか、と思いながら、またやってしまった。左は2016年10月撮影の「来た!」。自分と同じく鉄道が大好きな子供への共鳴が、シャッターを押させたのかもしれないが、今そこに映っているのは10年前のY君自身ではないだろうかと思える。

 

 2019年、高校生となったY君は車掌さんを写す。タイトルは「ご安全に」。展示されている25枚の中で、唯一鉄道社員が映っている写真である。乗客に優しい眼差しを向けながら、鉄道の運行を支えている大人の背中。それはY君自身が目指す10年後の姿であるのかもしれない。などと思うのだが、皆さんはどんな感想をお持ちになるでしょうか。

 

 

【おらだの会】 Y君の写真展は今月22日までですが、9月16日(月:祝日)、23日(月:祝日)は開場しませんのでご注意ください。

2024.09.09:orada3:コメント(0):[駅茶こぼれ話]

10年前の成田駅、10年後の成田駅

  • 10年前の成田駅、10年後の成田駅

 Y君の写真展「軌跡、」に在廊しながら、ふと心に浮かんできた思いがあった。今まで数多くの写真展を開催してきたが、作品を通して自分の歩みを表現しようとした人はいなかったのではないか、ということです。

 

 小学生で初めてカメラを持った時から、大学4年までの約10年間には楽しかったことや辛かったことがたくさんあったことでしょう。その10年の歩みを語る25枚の作品を選ぶことはとても大変なことだったろうと。だとすれば作品の美しさや技術的な素晴らしさに感動するだけの今までの鑑賞スタイルでは不十分なのではないか、という思いが湧きあがったのでした。

 

 そんな思いを抱きながら見ていると、成田駅で撮られた2枚の写真が目に入った。左は2012年11月に撮影とある。西根に住んでいたお婆ちゃんの家に遊びに来た時に撮ったのであろうか。右は今年の4月のお花見会の際に撮られたもので、「暖かい日に」との題が添えられている。

 

 婆ちゃんとの想い出のある駅で高校写真部の仲間と活動し、名のある写真家や(変な)大人たちと知り合った。10年後に桜を眺めた駅舎は昔の想い出と重なって暖かった。ここからまた歩き出そう・・・と。(おらだの会の変なオジサンは、単純に2枚の成田駅があるのが嬉しかったのかもしれませんが。)

2024.09.07:orada3:コメント(0):[駅茶こぼれ話]