12月15日、昨夜から降った雪は、本格的な冬の到来を感じさせるものとなりました。そんな中、会員による雪囲いと電飾の設置作業を行いました。
会員の一人が「去年どうしたか覚えていられないから、今年は写真を撮っておく。」と言う。すると別の一人が「写真を撮ったことを覚えていなかったりして。」と突っ込む。一同大笑い、寒い中でもホッカリ。
点灯は今日の午後4時から、来年の1月11日まで。この後駅茶では、あったか鍋を食べながら忘年会を行います。なお駅茶は、冬の間はお休みとさせていただきますので、ご了承下さい。
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17年前の芋煮会
古い資料を整理していたら、岐阜県のある中学校2年4組の学級通信が出てきました。鉄道が好きな中学校の先生が、羽前成田駅を訪れた時のことを学級通信に書き、それをおらだの会の会長宛に送ってくれたものです。成田駅では、今から17年も前から「いい出会いといいひと時」があったようです。これからもずっと大切にしていきたいものです。学級通信の後半部分を紹介します。
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駅ノートがあったので書きかけていました。すると(かつて駅員さんがいた部屋に)集まっていた方の一人が、芋煮会をやっていますが、こっちに来て一緒にどうですか、という。これはありがたい話だ、と行ってみると、大人から子どもまで10人ぐらいが机を囲んで楽しく話をしているところでした。
どこから来たのか、滋賀県からです。こんな遠いところまで何をしに来たのか、前回夜に降りたのでどんなところか分からなかったので昼間に降りてみるために来ました。これは何と、ということでえらく盛り上り、2時間40分にわたってしゃべっていました。
年に4回、地域の人が駅に集まって行事をする。秋は駅のそうじをしてから芋煮会でそれがちょうど今です、とのこと。またさっきあいさつをしてくれた中学生は2年生だということもその中で分かりました。
修学旅行で行く予定の伊江島も島の人々の心あたたまるもてなしでいい所だったと思いましたが、山形県長井市の羽前成田も、気さくで楽しい人ばかりで、すっかり好きになりました。いい出会いと楽しいひとときでした。
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駅ノートがあったので書きかけていました。すると(かつて駅員さんがいた部屋に)集まっていた方の一人が、芋煮会をやっていますが、こっちに来て一緒にどうですか、という。これはありがたい話だ、と行ってみると、大人から子どもまで10人ぐらいが机を囲んで楽しく話をしているところでした。
どこから来たのか、滋賀県からです。こんな遠いところまで何をしに来たのか、前回夜に降りたのでどんなところか分からなかったので昼間に降りてみるために来ました。これは何と、ということでえらく盛り上り、2時間40分にわたってしゃべっていました。
年に4回、地域の人が駅に集まって行事をする。秋は駅のそうじをしてから芋煮会でそれがちょうど今です、とのこと。またさっきあいさつをしてくれた中学生は2年生だということもその中で分かりました。
修学旅行で行く予定の伊江島も島の人々の心あたたまるもてなしでいい所だったと思いましたが、山形県長井市の羽前成田も、気さくで楽しい人ばかりで、すっかり好きになりました。いい出会いと楽しいひとときでした。
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長井線で実証実験
長井線に関する大きな動きが、12月5日の地元紙に紹介された。それは化石燃料を使った従来のディーゼルエンジンの車両を改造して、蓄電池による電動化に向けた実証実験を行うというものである。
12月9日に長井市役所で実証実験のキックオフセレモニーが行われ、2024年度に設計、25年度に実験車両の改造、26年度に無乗客によるテスト走行という3ヶ年計画とのこと。電力は太陽光発電や置賜野川の小水力発電で生み出された電力を活用する構想である。新車両の購入費削減や燃料費高騰対策、温室効果ガスの排出削減などにつながることが期待されるという。
ローカル線の厳しい経営状況や地方路線の廃止が伝えられる中で、フラワー長井線でこうしたチャレンジが行われることは素晴らしいことと思います。山形鉄道や長井市その他協力事業者の皆さんに敬意を表し、その成果を見守りたいものです。
12月9日に長井市役所で実証実験のキックオフセレモニーが行われ、2024年度に設計、25年度に実験車両の改造、26年度に無乗客によるテスト走行という3ヶ年計画とのこと。電力は太陽光発電や置賜野川の小水力発電で生み出された電力を活用する構想である。新車両の購入費削減や燃料費高騰対策、温室効果ガスの排出削減などにつながることが期待されるという。
ローカル線の厳しい経営状況や地方路線の廃止が伝えられる中で、フラワー長井線でこうしたチャレンジが行われることは素晴らしいことと思います。山形鉄道や長井市その他協力事業者の皆さんに敬意を表し、その成果を見守りたいものです。
米坂線と長井線
米坂線は2026年に開業100周年を迎えるが、2022年8月の豪雨で今泉~坂町区間が不通になっている。11月15日の地元紙に、米坂線開業100,周年記念事業実行委員会の久保委員長が「望む早期復旧」と題して提言を寄稿している。久保委員長は、鉄道の今後の役割をノスタルジックな思いから離れて、未来志向の視点で捉えなければならないとして、沿線の魅力再発見や駅弁等の特産品開発、「鉄旅音旅」など鉄道ファンへのアッピールなど、地域の魅力発信と地域活性化策に取り組む必要性を訴えている。
また12月5日の地元紙には、長井市議会における長井市長の答弁内容が報道されていた。それは内谷市長が米坂線問題に関する質問に対して、「運休区間の今泉~坂町間の復旧を諦めることは、今泉~米沢間の廃止にもつながりかねない」とし、(関係自治体の理解が得られれば)山形鉄道が引き受けてでも今泉~米沢間の鉄路を維持すべきとの認識を示した、というものである。
「長井線読切りエッセー第9話」で今泉駅の歴史を紹介していた。その時は「政争の駅」という副題をつけたのだったが、米坂線の今後は長井線にとっても重要な意味を持つように思われる。そして久保委員長が「活動を通じて(沿線住民の)互いの顔の見える関係が県境を越えて生まれつつある」との言葉が、長井線においても重要なものであることを、改めて考えさせられた。
また12月5日の地元紙には、長井市議会における長井市長の答弁内容が報道されていた。それは内谷市長が米坂線問題に関する質問に対して、「運休区間の今泉~坂町間の復旧を諦めることは、今泉~米沢間の廃止にもつながりかねない」とし、(関係自治体の理解が得られれば)山形鉄道が引き受けてでも今泉~米沢間の鉄路を維持すべきとの認識を示した、というものである。
「長井線読切りエッセー第9話」で今泉駅の歴史を紹介していた。その時は「政争の駅」という副題をつけたのだったが、米坂線の今後は長井線にとっても重要な意味を持つように思われる。そして久保委員長が「活動を通じて(沿線住民の)互いの顔の見える関係が県境を越えて生まれつつある」との言葉が、長井線においても重要なものであることを、改めて考えさせられた。





