1月9日(土)、午後6時にヤハハエロに点火。この行事はおさいと焼き、どんと焼きといった呼び名があるようですが、この辺ではヤハハエロと呼んでいます。ヤハハエロという掛け声は、「弥栄(いやさかえろ)」が変化したとの説もあるようです。
今年は「ヤハハエロー!」の掛け声も自粛模様でしたが、例年以上に激しく火柱が真っ直ぐ天に昇って行きました。コロナが早々に退散しますように、みんな健康で健やかな暮らしが戻りますように。ヤハハエロ―!
新年早々、コロナに対する緊急事態宣言の発出と警報級の暴風雪によって、日本全体が先が見えない状況に陥っているようです。ここ羽前成田駅では、昨夕からの強風によって、防雪林の杉の枝が散乱しています。そんな中で、先月の13日から続けてきたイルミネーションの点灯も、今週の土曜日が最終日となります。
12月14日のブログで「四季の郷駅や荒砥駅のイルミネーションとは違い、インスタ映えしない電飾です。」と紹介しました。それに対してインスタグラムでは、「日中見たら、有刺鉄線かと思いました。」とか「夜に来てみたいと思いました。」、「インスタ映えしないと書かれていましたが、学生さんがスマホで撮影していましたよ。」と投稿してくれた方がおられました。有難うございます。
なお、天候が心配ですが、9日(土)の午後6時にヤハハエロも点火されます。今年は「ヤハハエロ~、コロナ退散、ヤハハエロ~」と叫ぶことになりそうです。
【おらだの会】電飾が映し出すのは「地元の元気」かもしれません。2013年頃は、長井線の主要駅で様々なイルミネーションが飾られていました。その当時「電飾占い」として紹介していましたのでご覧ください。
朝6時31分発の上り列車に合わせて、成田駅前は生徒を乗せた乗用車が列をつくる。ご両親が子供を送って来るのである。毎朝繰り広げられるこの風景を眺めているうちに、ある映像を思い出した。それは「さよなら…女子高生たった一人の駅が廃止」の題で、2016年3月に放送されたものである。
北海道石北本線の旧白滝駅で3年間、たった一人で駅を利用し続けた高校生が卒業の日を迎えた。いつものように娘さんを送って来た父親が、インタビューに答えて語った。「(車の中は)二人きりでしゃべる唯一の時間だったから、私にとって貴重な時間でした。駅が(親子を)結んでくれたのかなっていう気がします。」
車の送迎に対しては、「甘やかしすぎだ」といった声もあるようですが、親子にとってはとても大切な時間なのかもしれない。汽車通の子供達にとっては、弁当を作って送り出してくれたお母さんの姿も含めて、両親との想い出の時間として記憶されていくのかもしれない。大学入学試験ももうすぐ始まり、それが終われば卒業式も近い。家族のあたたかな見守りの中で、家族との大切な時間を過ごして欲しいものだ。
【おらだの会】 文中の旧白滝駅は、2016年3月26日の北海道新幹線開業の前日に廃止されたそうです。(ユーチューブは「女子高生たった一人の駅」で検索できます。)
1月4日、仕事始めの月曜日。駅にいつもの風景が戻って来た。7時41分成田駅着のアヤメ号で会社勤めの人達が降りて来た。その一人ひとりに手を振って迎える女の子とそれを見守るおばあちゃん。いつもの風景である。
今年はコロナの影響で、都会に住む子供や孫たちと年末年始を一緒に過ごすことができませんでした。親戚同士のあいさつ回りを控えた方も多かったと聞きます。普通の暮らしの有難さを教えられた一年でした。
思えば2年前の1月末から2週間ほど、長井線が大雪のために運休となりました。列車の警笛が聞こえない日々が続きました。線路は雪で埋まり、廃線跡のような風景が現れたものでした。鉄道も自分達の体の中に刻まれている風景の一つだったことに気付かされました。
いつもの風景の中で、いつもの暮らしを重ねることができることに感謝しながら、この一年を過ごしたいものだと思います。