目に見えるお化けも怖いが、見えないものの怖さはまた格別なものがあります。以前は、「変なおじさんには気をつけろ」と教えられたものですが、最近は「人間を見たらコロナと思え、すり寄っちゃいかん」とか。とにかくしばらく隠れていよう、Stay home。
【がんばるニャンズ写真展 in 待合室:羽前成田駅前おらだの会】
朝一番のラジオから、「今日4月22日は、佳い夫婦の日です。」との声が流れて来ました。佳い夫婦の日も大事ですが、長井線にとっても今日は特別な日です。今から97年前の大正12年4月22日は、長井線が荒砥駅まで開通した日です。この日、町中の大通りには青杉の門が作られ、軽便鉄道の開通と共に営業を始めた丸通、丸運の二軒の運送会社は、酒樽を山と積んだ車力をねじり鉢巻きの若衆に引かせて練り歩かせた。また祝賀パレードでは「大正の年も12の春浅く、桜にさきがけ開通の荒砥の駅も・・・・」と歌われたと、白鷹町史(下巻P1244)にあります。長く困難な敷設運動の末に、桜の開花と共に迎えたこの日の喜びは、想像に難くありません。山形鉄道が開業した10月25日と共に、4月22日も忘れないようにしたいものです。なお、大正11年の4月23日は左沢線の終点 左沢駅の開業日でした。なんとまぁ不思議な縁を感じます。
荒砥延伸の経過は「おらだの会Ⅱ・長井線ヒストリア」をご覧ください。
⇒ http://samidare.jp/orada2/note?p=list&page=3&c=420220&kw=
【写真は『白鷹想い出写真館』より:開業時の荒砥駅、荒砥駅開通祝賀パレード】