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成田界隈探検 一年を四つに分けるなんて

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「一年を四つに分けるなんてもったいない」

 

まる久さんで支邦そばを食べたら

 

裏手にある特等席で黄色い世界を心ゆくまで眺める。

 

稲刈り直前の贅沢な過ごし方。

 

 

 広田泉さんの「成田界隈探検」も最後の作品になります。「一年を四つに分けるなんてもったいない」。一見、妙な印象を受けるこのタイトルの中に、刻々と変化する被写体と関わってきた写真家の眼差しを感じることができます。

 季節の移ろいの中に身を置いて、その輝きを心ゆくまで眺めることのできる贅沢。そんな暮らしの素晴らしさに気づいてほしいというメッセージでしょうか。そして、さりげなく地元の支那ソバ屋の宣伝をしてくれているところが素晴らしいですね。

 

【おらだの会】広田さんの作品は、羽前成田駅待合室に展示しています。

 

2020.05.25:orada3:コメント(0):[がんばるニャンズ]

地に紫の詩が残る

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  • 地に紫の詩が残る
今年もアヤメが咲いた。スマホを構えると列車はなんとアヤメ号。「やったー」と思いシャッターを押した。走り去った後で、井上剣花坊さんの「人去りて地に紫の詩が残る」の句を思い出した。

それにしても数十メートルもの回廊を、毎年手入れしてくれている方には、本当に頭が下がります。たとえ花が終わっても、地には育ててくれた人の物語が残っているような気がします。
2020.05.23:orada3:コメント(0):[停車場風景]

成田界隈探検 いつもの

  • 成田界隈探検 いつもの

広田泉さんの作品展第三弾は、「いつもの」。メッセージには次のように綴られています。

 

 日帰りのつもりで旅に出てきたけれど

 この天気は明日までつづきそう。

 仕事もなんとかなるだろう。

 な~んて自分にいくつかの言い訳を用意しつつ

 土田旅館に電話をかける。

 「いつもの部屋を用意しておきますね」

 やたら短い電話に心地よさを感じてしまうのも

 これまた、いつものこと

 

 土地の人との信頼感と距離感が、「いつもの」という心地よさを生むのでしょうか。「いつものこと」のフレーズに、昔、ジャッキー吉川とブルーコメッツの「何処へ」という歌を思い出します。「いつものことのように人は微笑み いつものことのように人は涙ぐむ こんな小さな町にもきっとあるだろう 喜び悲しみほんとの幸せ 僕はそれを探しに来た」と。「いつもの」の中には、大切にしたいものがいっぱいあるのだろう。

 

【おらだの会】実際の作品は、羽前成田駅待合室に展示しています。

       広田泉さんのユーチューブ『イズミノ撮リセツ』でも紹介されています。    

       「広田泉 本当の応援とは」で検索してみてください。

2020.05.21:orada3:コメント(0):[がんばるニャンズ]

成田界隈探検 「低っ!」

  • 成田界隈探検 「低っ!」

成田界隈探検の2作目は「低っ!」。次のコメントが加えられていました。

 

椅子の座面高は通常38~40センチほど。

羽前成田駅のベンチは僅か21センチ。

なぜ?

その理由は歴史の中にありました。

さまざまな角度から観察すると見えてくるのです。

 

私たちが見慣れている風景や建物にも、旅人をワクワクさせるものが隠れているもののようです。楽しく元気な地域のためには、私たちが「おもしゃえなぁ」とか「あれ?」と感じられる心と目を持ち続けることが、大切なのかもしれない。

【おらだの会:広田泉さんの作品は羽前成田駅の待合室に展示しています。】

 

2020.05.19:orada3:コメント(0):[がんばるニャンズ]

成田界隈探検 曲がったことが大嫌い

  • 成田界隈探検 曲がったことが大嫌い

「成田界隈探検」というタイトルから、今回のブログ記事はインスタレーション風に設定してみました。(山形鉄道の許可を得て撮影しています。)

 

最初の作品のタイトルは「曲がったことが大嫌い」。この写真では見づらいと思いますが、サブタイトルには「それでも曲げなきゃならなかったのには理由がありました」とあります。

 

見慣れた鉄路の風景ですが、見る時間でその印象も異なり、自らの生き方と重なって見えて来ることもあるようです。

 

【おらだの会:実際の作品は羽前成田駅の待合室に展示しています。】

2020.05.17:orada3:コメント(0):[がんばるニャンズ]