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成田村伝説 №3.わさやの怪盗(7)

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 成田村の伝説と佐々木家の歴史を、静かに見続けて来た栗の木に登場してもらいましょう。栗の木は佐々木家の象徴ともいえるもので、栗斉、栗園などと雅号にも栗の字を使われていました。

 

 古い写真は、「写真で見る致芳」に掲載されているもので、「大正時代の写真と思われる。…。毎年上杉藩主に献上されたと言われている。立っている人は長井村村長佐々木宇右衛門(太郎助:第11代)氏。」と記されています。その栗の木の子になるのか孫になるのか分かりませんが、今もなお2本の巨木が枝を広げており、往時の姿を偲ぶことができるようです。

春の訪れ or 冬の名残り

  • 春の訪れ or 冬の名残り
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今日3月20日は彼岸の中日。暑さ寒さも彼岸までと言いますが、昨日はポカポカの良い天気でした。羽前成田駅の10月桜を覗きに行くと、やっぱり花が咲いています。昨年の11月から咲き始めて5カ月にもなります。もうすぐ4月、いよいよ春本番がやって来ます。この花は冬の名残りなのでしょうか、それとも春の訪れを告げる花なのでしょうか。

2020.03.20:orada3:コメント(0):[停車場風景]

成田村伝説№1 おせきの物語

「№1 おせきの物語」は「おらだの会1」

 こちらからどうそ

 ⇒ http://samidare.jp/orada/note?p=list&c=384393

2020.03.18:orada3:コメント(0)

成田村伝説 №3.わさやの怪盗(8)

  • 成田村伝説 №3.わさやの怪盗(8)
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 佐々木家は地域の産業、文化、宗教に至るまで大変な貢献をしています。宇考(第6代宇右衛門 1739年~1820年)から、宇喬、凉莎、宇涛(第9代 1820年~1869年)の4代は、俳諧に秀でた人物でした。また10代目宇右衛門は、魚心の雅号を持つ川柳家であると共に、殖産興業に尽力し衆議院議員(第5回選挙)にも当選した政治家でもあります。

 

 福蔵院に建てられた句碑、そして佐々木家の敷地を流れて製糸工場の水力となったであろうオヨ川(及川・泳川)の石積みに、佐々木家が残した功績を偲ぶことができます。見慣れた風景の中に、町の歴史と記憶が刻まれています。成田街道を通る時に、「わさやの怪盗」を思い出していただければ幸甚です。それでは「わさやの怪盗」これにて打ち止め~。とうびんと。

 

【おらだの会】この物語は、横山文太郎著「成田の歴史」(昭和53年3月 致芳史談会発行)をもとに制作したものです。宇考、宇喬、斗六の句碑は、福蔵院本堂前の松の木の下に建てられています。

長井紬がお出迎え

  • 長井紬がお出迎え

待合室に長井紬の紹介コーナーが出来ました。「長井紬の魅力」が詰まったパンフレットとテーブルセンターの見本が展示されています。さらに長井紬で作られた栞(しおり)は、渡源織物さんからのご厚意で、お持ち帰りできるそうです。「北限の紬」と言われる置賜地方の紬織は、遠く江戸時代まで遡ります。桑市や繭市が開かれるほどの地域の中核的な産業でした。長井線が実現できたのも、郡是製糸が誘致できたのも、養蚕と紬織物があったことが重要な要因だったのではないかと思います。確かな技術に裏打ちされ、素朴な中に品格のある長井紬をご覧になってください。

2020.03.16:orada3:コメント(0):[イベント情報]