7月31日から開催してきた「鉄道写真詩コンテスト2019入賞作品展」も、今月30日(日)までの会期となりました。鑑賞された方からは、「詩も写真も素晴らしい。」「こういった表現もあるんですね。」といった感想が寄せられました。コロナ感染に注意してマスクを着用し、手指の消毒と連絡先等の記入にご協力のうえ、ご入場ください。
開場時間:28(金)、29日(土) 午後1時半から4時まで
30日(日) 午後1時半から3時まで
【写真は、詩人・水無田気流賞を受賞された作品です。】
給湯所にかけられている鏡です。上部中央に国鉄のマークがあり、下部には新潟鐡道局とあります。長井線は新潟管内の時期と秋田鉄道局管内の時期があり、この鏡は新潟鉄道局時代のものと考えられます。面白いのは左右に書かれている標語です。「協力一致消費節約」は、戦時中の「欲しがりません勝つまでは」と似た調べを感じます。「物品愛護に曇らぬ努力」は、「鏡を見て毎日反省しろ」ということでしょうか。
「成田駅の宝物Ⅰ」はこちらからどうぞ
⇒ http://samidare.jp/orada2/note?p=list&c=420848
事務室内に掲げられた綱領。制作月日を確かめることはできませんが、国鉄時代の「安全の綱領」です。太平洋戦争終戦後、国鉄の劣悪な設備下での事故が多発し、GHQからも改善勧告がなされました。これを受けて1951年7月に「運転の安全の確保に関する省令(運輸省令第55号)」が公布され、鉄道事業者は安全に関する規程を定めることとなったものです。国鉄の安全綱領は山形鉄道、JR東日本など多くの鉄道会社の綱領に受け継がれています。山形鉄道の安全に対する基本方針は、各年の安全報告書で見ることができます。
山形鉄道安全報告書 ⇒ https://flower-liner.jp/safety/