羽前成田駅の応援キャンペーン協賛事業の第2弾は、長井市立致芳小学校児童による塗り絵展です。原画は、「地獄少女」や「なめこ世界のともだち」などの作品で有名なアニメ監督のわたなべひろしさん。わたなべさんとおらだの会の出会いについては、改めてご紹介したいと思います。まずは子ども達の素敵な作品の数々をご覧ください。展示場所は、羽前成田駅の待合室で、自由にご覧いただけます。
長井高校写真部展スタート
10月10日から長井線応援キャンペーンのスタートを切って、長井高校写真部展が行われますが、その前日の作業風景です。授業が終わってから到着した生徒の皆さんは、まずは駅舎の大掃除。長箒と雑巾を手に、かなり念入りに作業してくれました。その後、暗くなった駅茶でいよいよ展示作業に取り掛かります。「人や列車の向きを見て配置するように先輩から教えられた。」とか「そこの区域の写真は色がダブっている。」などと、意見を出し合いながら手際よく作業をしていました。いよいよ今日からのオープンです。どうぞお楽しみに。なお開場は11月8日までの毎週、金・土・日曜日の午後1時半から4時まで。ただし、10月23~25日は鉄道写真家・広田泉特別展のため休止となりますのでご了承ください。
明日から長井線応援キャンペーン
コロナの影響もあり、今年の長井線祭りは様変わり。これまで10月末の日曜日に行っていたワンコイン列車や各駅の演奏会、物品販売が中止となり、10月10から11月8日までの「長井線応援キャンペーン」として三蜜を避けながら事業を実施していくことになりました。
おらだの会では、会員の一人が撮影した写真をもとに応援ポスターの作成を企画しました。明日からのキャンペーンスタートを前に、今泉駅を除く沿線各駅に掲示されています。モデルは長井市の国際交流員であるセーラさん。羽前成田駅では、ホーム側に掲示していますので、どうぞご覧ください。なお、羽前成田駅での事業予定については、随時ご案内いたしますのでよろしくお願いします。
出札口 銅板葺きの付け台
いよいよ出札口の窓口部分です。仙台からおいでになった寿司職人の方から、「この台は付け台といって、大切な人に品物をお渡しするときに使うものだ。」と教えてもらったことがあります。
成田駅の付け台は銅板でくるまれているのに対して、西大塚駅は木製の台の中央部分に金属板をはめ込んでいます。台座がとても美しい曲線を描いています。大事なものをお渡しする、それこそ神聖な場所といった感じがします。
ところで成田駅の出札口は2ケ所あって、その1ケ所は銅板葺きではありません。駅に残る昭和19年の写真を見ると、この当時は銅板葺きの窓口しかなかったようです。いつの時代に窓口が2つになったのでしょうか。成田駅の出札所に並ぶ新・旧の付け台は、鉄道盛衰の語り部なのかもしれません。
出札口 寄木細工の美しさ
両駅の出札口をご覧ください。素人の私でもわかる点から説明すると、丸棒状の桟は西大塚駅が6本に対して、成田駅は5本。しかも西大塚駅では、中央の付け台がある箇所は桟が1本少なくなっており、切符等の受け渡しがし易くなっています。
西大塚駅の出札口は、しっかりとした桟で区切られた中に、枠が入ったガラス戸がはめ込まれたように見えます。それぞれの木の色合いが浮き上がり、寄木細工のような荘厳な雰囲気さえ漂っています。それに対して成田駅のモノは、普通の造りのように見えます。
また装着されているガラスを比べると、成田駅のモノは古式ガラス特有のゆがみがありますが、西大塚駅にはゆがみが感じられません。また塗料の状態などを見ても、西大塚駅の窓口は、ある時点で修繕の手が加えられたように思いますが、皆さんにはどのように見えるでしょうか。