昨日の地元紙に「駅ノートイラスト展」の記事が掲載されました。「さすがだなぁ」と思ったのが「見出し」です。一つは横見出しの「ほのぼの『駅ノートイラスト展』」。そして写真ではカットしていますが、縦見出しの「フラワー長井線旅情」。「ほのぼの」と「長井線旅情」、この言葉に駅ノートの魅力が凝縮されているような気がしました。さすがです、ブンヤさん。
明日からお盆となります。13日から15日まではお盆礼等があり、駅茶は休館と致します。そのため駅ノート作品の幾つかを待合室に展示していますので、どうぞご覧になってください。
今回の展示を開始してから、駅ノートの作家さんが何人かおいでになりお話を伺うことができました。以前描いたページがなくなっているとか、○○駅にも駅ノートがあったよ、といったことも教えてもらいました。
駅ノートの作家さんには、精魂込めた作品を使わせていただいたことに、改めてご理解とご了承を賜りたく存じます。また全ての方の全ての作品を紹介することができなくて申し訳なく思っています。
イラスト展は今月の29日までの開催です。展示をご覧になった感想やご意見などをお寄せいただければ幸いです。
駅前広場の入り口に新しい「致芳ふるさとめぐり(羽前成田駅)」の看板が建てられています。以前に建っていたのは昭和50年代に、故郷の歴史や文化を学ぶことを目的に設置されたものでした。その後40年の歳月が経過し、姿を消してしまった祠や移転した史跡なども出てきたために、この度、致芳コミュニティセンターが中心になって再整備されたのです。
新しい看板はQRコードを使って、スマートフォンから様々な情報が見られるようになっています。成田駅の項目では、昭和30年の成田駅の写真が見られます。現在の駅舎と比べながら見られるのは感動的です。
この事業のスタートは、昭和31年に致芳郷土史座談会が制作したスライド「郷土の文化」にあるようです。その後「致芳ふるさと巡り」としてルート化し、さらに今回、現代の情報処理技術を導入してリニューアルされました。新しくなった看板を見て、「ふるさとづくりの思い」は受け継がれて行くんだろうな、と感じます。
致芳コミュニティセンターの「ふるさとめぐり」はこちらから
地域おこし協力隊として長井市に着任している高橋秀孝さんのことは、7月21日のブログ「駅舎 deカフェ」で紹介していました。高橋さんが北九州市出身であることを知り、門司区にある鉄道記念館に長井線を走っていた蒸気機関車59634が展示されているらしいことをお話ししました。そうしたら先日、高橋さんからメールで写真が届きました。それが、この写真です。なんと、高橋さんの甥っ子さんが記念館に行って撮って来てくれたのだそうです。
写真の59634号は、今から約50年前の1972年(昭和47年)10月1日に「さよならSL」として見送られた機関車だったのです。その後、新潟で働き、九州で引退したのでした。説明板には「この機関車は昭和49年に米坂線から後藤寺機関区に転属してきました。遠くやって来た機関車はその番号から『ごくろうさんよ』とファンの間で呼ばれていました。」とあります。
遠く離れた九州の地でも、みんなに愛されていたようです。そして現役の時と同じようにピカピカに保存されていることを嬉しく思いました。ふと、「お母さんの想い出の場所を守っていてくれてありがとうございました。」と頭を下げられた娘さんのことを想い出しました。(2017年7月のブログ:山形鉄道 おらだの会 (samidare.jp))
59634号は1921年(大正10年)の製造だったはずで、今年は満百歳になります。羽前成田駅は来年百歳。何とも不思議な縁を感じます。高橋さん、ありがとうございました。そして北九州の甥っ子さん、本当にありがとうございます。
最後のSLの記事はこちら⇒ キュウロク&ゴクロウサン:山形鉄道おらだの会 (samidare.jp)
緊急なお知らせです。新型コロナウィルスの猛烈な感染拡大が続き、市内でも感染者が発生する事態となったため、8月8日午後3時から予定しておりました「駅茶 de カフェ」は、残念ながら中止することとしました。再開については、コロナの状況をみながら検討したいと思いますので、何卒よろしくお願いします。
また、駅前広場の舗装工事のために、写真のように一部が進入できないようになっています。今月末までは工事車両等が出入りしていますので、おいでの際は十分注意して下さい。
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暑い日が続いています。お互いに体に気をつけて過ごしましょう。そしてコロナを乗り越えましょう。