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龍神の峯

  • 龍神の峯

 ドローンを使って空撮をしている知人が駅茶においでになった。話題が白兎駅の看板設置の事になると、その方は葉山の峰々の姿が最高の宝物だ、と熱く語り始めた。白兎駅からの葉山も良いが、成田駅方面からの葉山が最もイイと言う。そこには深く削り取られた谷が走り、まるで龍神が葉山の峯を駆け上るかのように稜線が伸びているのが見えるのだ、という。後日見せてくれたのが上の写真です。(朱線は当会が挿入。)

 

 地元に伝わる伝説によると、卯の花姫は三淵渓谷から龍神となって野川を下り、はぎ苑の近くの化粧坂で衣服を整え総宮神社に参内するという。もしかすると卯の花姫と幽体分離した龍神は、その後に葉山の稜線を上って奥の院に入り、置賜一円の豊穣の神となったのかもしれない。平泉の金鶏山のように、荘厳な光背に映える葉山の峰々には、そんな物語が隠れているのかもしれない。知人のドローンを駆使した映像を見ながら、そんな妄想を巡らせる機会もやってみたいものだ。

 

 

【おらだの会】知人のドローン映像をご覧になりたい方は、「ユーチューブ 優遊」で検索してみてください。

2021.10.13:orada3:コメント(0):[駅茶こぼれ話]

無人駅でのお出迎え

  • 無人駅でのお出迎え

 白兎駅のホームに設置されたのがこの看板です。駅から見える春夏秋冬の景色が、無人駅でのお出迎え。列車からはどのように見えるのだろう。ホームに降り立った人は「今度は冬の雪景色を見てみたい」「春の水鏡を見てみたい」と思ってくれるだろうか。

 

 無人駅でのお出迎え。ここが私たちの故郷、ここで私たちは生きている。よござったし。

2021.10.11:orada3:コメント(0):[停車場風景]

白兎駅に四季の写真看板

  • 白兎駅に四季の写真看板

 白兎駅は待合室とホームしかない無人駅です。けれども「白兎」という珍しい駅名とその景色に惹かれて訪れる人が少なくありません。駅から見るフラワー長井線と西山の眺めは山形県の「おすすめビューポイント」に認定されています。また写真家の中井精也さんは「ローカル線を象徴する里山風景」と評しています。

 

 そんな白兎駅のホームに、四季の風景と葉山神社などの魅力のスポットを紹介する写真看板が設置されました。羽前成田駅・白兎駅協力会が企画して制作したものです。ホームに立って西山を眺めると、「フラワー長井線は美しい山並みも含めて故郷の宝物。」と語った村川透監督の言葉が想い出されます。西山も長井線も私たちの宝物、いつまでも残したい宝物。

 

 村川透監督の記事はこちら

 → 村川監督のメッセージ 「宝物」:山形鉄道おらだの会 (samidare.jp)

 

2021.10.09:orada3:コメント(0):[イベント情報]

目を閉じて・・・

9月25日

 一晩ここに泊まりたい。(川) 

 

9月26日

 神奈川から来ました、目の間に広がる黄金のじゅうたん。目を閉じて耳をすませば虫の音、風の音。時折通る車の音や風にたなびく風鈴の音・・・。列車を待つまでの一時間、とても穏やかな時を過ごせました。また冬にでも来てみたいです。(AI)

2021.10.07:orada3:コメント(0):[停車場ノート]

現実の中に想い出がきらめいて

9月18日 

 大阪から来ました。赤湯から白兎、西大塚と来て羽前成田に来ました。もう少し駅巡りしたいが時間の都合上ここで終了して赤湯に戻って山形方面に向かいます。

 

 鉄道懐かしいネ。みんなのイラスト素敵だね。来て良かったよ。現実の中に想い出も散らばって、きらめいて美しいよ。アリガトー。

2021.10.05:orada3:コメント(0):[停車場ノート]