HOME > 記事一覧

椿の花も咲いてます

  • 椿の花も咲いてます

 羽前成田駅前は、桜に続いて椿が満開です。北側の広場は、平成7年に当時の地元の先輩方が遊具などを整備してくれたものです。広場の中央に立っていたモミジにちなんで「モミジ広場」と名付けられ、子供たちにとって絶好の遊び場となっていました。

?

 けれどもモミジの樹は枯れてしまい、寂しい想いを抱いていましたが、高橋鯉屋さんが椿の樹を移植してくれたのです。桜も椿も、駅前の樹木は高橋鯉屋さんに育てられたものばかり。シンボル樹は変わっても、地域を想う気持ちは変わらないような気がします。

?

 移植作業の様子はこちら

 ⇒ http://samidare.jp/orada2/note?p=log&lid=455169

2021.05.01:orada3:コメント(0):[停車場風景]

長井線リポート(28) 火の用心と指差確認

  • 長井線リポート(28) 火の用心と指差確認
  • 長井線リポート(28) 火の用心と指差確認

 ようやくもっちぃ駅長が待つ宮内駅に到着した。ここのホームの屋根の柱はレールを利用しているので、運が良ければ製造年などの銘板を見つけることができるかもしれない。さて列車を降りて目に入って来たのが、「指差確認」の看板と「火の用心」と書かれた赤い煙突。赤い煙突は消防ポンプ庫の上に出ているもののようであるが、なぜこのように高い煙突が必要なのかは不明である。消防ホースを乾かすためのものであろうか。

 

 そして指差確認の看板。線路を横断する場所に掲げられているものである。いかにも年季が入っていて、国鉄時代の物かと思われる。山形鉄道の方に入社の動機を聞いた時に、「鉄道員の所作がかっこよかったんだ。」と指差確認の動作をしながら語ってくれたものである。指差確認が鉄道員の行動の基本なのであろう。そう思ってみると、この看板が廃棄もされずに(そのまま)残されているのは大いに納得できることだ。

(消防団も鉄道員も所作がカッコ良くて、今も子供たちに人気の職業である。)

 

  フルイモノヲ  キタナイトカ  クサイトカ  バカニスルンジャネーゾ

  ソコニアルノニハ  フカーイ  イミガ  アンナダベ

  オランダ  トショリモ  イミガアル  カモシンネーゾ

2021.04.29:orada3:コメント(0):[長井線乗車リポート]

長井線リポート(27) 2分の乗車で5カ所の踏切

  • 長井線リポート(27) 2分の乗車で5カ所の踏切

 おりはた駅から宮内駅までの約0.6キロには、もう一つ面白いモノがある。それは踏切である。0.6キロに踏切が5カ所あるのである。たった2分の乗車時間だから、24秒に1回踏切を渡ることになる。

 

 踏切音というのは妙なもので、踏切に差し掛かる時には「早くしろ、早くしろ」とせかされるように聞こえ、踏切を過ぎると何か忘れ物をしたような気になるのである。踏切はまた、列車に乗って旅する人と、地元の人との交差点でもある。この関係は東北新幹線では全く味わうことができない。山形新幹線には踏切はあるが、線路が圧倒的な優位に立っており、ローカル線のような互いの存在を認め合うような関係を感じることは出来ない。

 

 いすみ鉄道の「ここには何もないがある」という有名なポスターも、踏切で撮影されたものである。さらに小椋佳の「白い一日」やゆずの歌にも踏切が登場する。踏切というものには何がしか感じるものがあるようである。長井線に乗って、ぜひ体感して欲しい。

 

 

【写真は宮内第4踏切:山猫さん提供】

2021.04.27:orada3:コメント(0):[長井線乗車リポート]

鬱金桜と関山が見頃です 

  • 鬱金桜と関山が見頃です 

成田駅前では鬱金桜(うこんざくら)が満開です。ちょっと遅れて関山(かんざん)が続いています。黄緑と濃いピンクの競演が見事です。最終ランナーの寒緋桜はまだ先のようで、駅前の桜暦はまだまだ楽しめます。なおこれらの桜は、地元の高橋鯉屋さんの所有で、年間を通して手をかけているものを公開してくれています。マナーを守って鑑賞させていただきましょう。

 

2021.04.26:orada3:コメント(0):[停車場風景]

長井線リポート(26) ほのぼのとした風景を楽しむ

  • 長井線リポート(26) ほのぼのとした風景を楽しむ
  • 長井線リポート(26) ほのぼのとした風景を楽しむ

 梨郷駅からおりはた駅へと進む。天気の良い日は、下り方向に飯豊連峰がきれいに見える区間である。おりはた駅はその名のとおり、鶴の恩返しの伝説が伝わる珍蔵寺の最寄り駅である。この駅を過ぎた辺りから、線路の両側にサクランボなどの果樹園が広がり、一家総出で作業をしている姿を見ることがある。両親と祖父母と輪になって「一服」した記憶が蘇ってくる。「街歩きの楽しみは、人の暮らしが見えるところだ。」と教えてくれた人がいたが、「ローカル線」ならではのほのぼのとした風景を楽しむことができる。それにしても残雪の飯豊連峰を見たかったなあ。

2021.04.24:orada3:コメント(0):[長井線乗車リポート]