HOME > 記事一覧

「さよならSL」との再会

  • 「さよならSL」との再会
  • 「さよならSL」との再会

 地域おこし協力隊として長井市に着任している高橋秀孝さんのことは、7月21日のブログ「駅舎 deカフェ」で紹介していました。高橋さんが北九州市出身であることを知り、門司区にある鉄道記念館に長井線を走っていた蒸気機関車59634が展示されているらしいことをお話ししました。そうしたら先日、高橋さんからメールで写真が届きました。それが、この写真です。なんと、高橋さんの甥っ子さんが記念館に行って撮って来てくれたのだそうです。

 

 写真の59634号は、今から約50年前の1972年(昭和47年)10月1日に「さよならSL」として見送られた機関車だったのです。その後、新潟で働き、九州で引退したのでした。説明板には「この機関車は昭和49年に米坂線から後藤寺機関区に転属してきました。遠くやって来た機関車はその番号から『ごくろうさんよ』とファンの間で呼ばれていました。」とあります。

 

 遠く離れた九州の地でも、みんなに愛されていたようです。そして現役の時と同じようにピカピカに保存されていることを嬉しく思いました。ふと、「お母さんの想い出の場所を守っていてくれてありがとうございました。」と頭を下げられた娘さんのことを想い出しました。(2017年7月のブログ:山形鉄道 おらだの会 (samidare.jp)

 

 59634号は1921年(大正10年)の製造だったはずで、今年は満百歳になります。羽前成田駅は来年百歳。何とも不思議な縁を感じます。高橋さん、ありがとうございました。そして北九州の甥っ子さん、本当にありがとうございます。

 

 最後のSLの記事はこちら⇒ キュウロク&ゴクロウサン:山形鉄道おらだの会 (samidare.jp)

2021.08.08:orada3:コメント(0):[駅茶こぼれ話]

「駅茶 de カフェ」の中止について

  • 「駅茶 de カフェ」の中止について

 緊急なお知らせです。新型コロナウィルスの猛烈な感染拡大が続き、市内でも感染者が発生する事態となったため、8月8日午後3時から予定しておりました「駅茶 de カフェ」は、残念ながら中止することとしました。再開については、コロナの状況をみながら検討したいと思いますので、何卒よろしくお願いします。

 また、駅前広場の舗装工事のために、写真のように一部が進入できないようになっています。今月末までは工事車両等が出入りしていますので、おいでの際は十分注意して下さい。

?

 暑い日が続いています。お互いに体に気をつけて過ごしましょう。そしてコロナを乗り越えましょう。

2021.08.06:orada3:コメント(0):[イベント情報]

駅ノート作家さんとの出会い

  • 駅ノート作家さんとの出会い

 先週末は駅スタンプを収集されている方や地域開発を研究する大学の先生など、色んな人がおいでになった。そしてなんと、駅ノートの作家さんもおいでになった。今回のイラスト展を仲間から教えてもらったのだそうである。駅ノートの作家さんは、月光仮面あるいは山下清のように人に知られずに駅に降り、人に知られずに絵を残していくものだと思っていたので驚いてしまった。

 

 「ノートに描いていって下さい」とお願いしたら、「時間があまりないのでラフになりますが良いですか?」と言いながら、ノートに向かわれた。「そんなに根を詰めたらストレスがたまるんじゃないですか?」との愚門にも、穏やかに「絵を書くのが楽しいんです」と。一心不乱にペンを走らせる姿を見ると、こんな風に安直に展示会を開催していることを恥じ、申し訳なくさえ思えてきた。

 

 考えてみると写真では人物を映すことが難しいが、イラストは自由に人物を登場させることができる。その場に合わせた衣装をまとい、ポーズをとらせることもできる。自分が創り上げてきた俳優さんが、最も輝くのはやはり駅という舞台なのであろう。「どうして駅ノートに描かれるのですか」と問えば、「そこに駅があって、ノートがあるから」との答えが帰って来るような気がした。

 

 自分が感じたものや感動したものを写真や文字、イラストといったそれぞれの形で表現できることは素晴らしいことだと思う。と同時にそうした作品をみて感動できるのも素晴らしいことなのだと思う。駅ノートにはたくさんの人のそれぞれの思いが記されている。せめて品のない落書きなどはしないようにしよう。

2021.08.04:orada3:コメント(0):[駅茶こぼれ話]

風鈴チロリン

  • 風鈴チロリン

暑い日が続いています。少しは涼しくなるように、風鈴を飾りました。昨年、会員が持って来てくれたものです。ベンチに座りながら、一句ひねるのも楽しいかな。

2021.08.02:orada3:コメント(0):[停車場風景]

グッズからズック作りへ

  • グッズからズック作りへ

 鉄道×スニーカーで高校生の足を考える“ASHI”プロジェクト2021のクラウドファンディングがスタートした。このプロジェクトはさかのぼること4カ月前、長井駅近くのとある喫茶店で生まれたという。向こう5年間の経営改善策を協議する会議を終えた後、山形鉄道と沿線自治体の担当者が今後の利用拡大策について話し合っていた。

 

■「コロナの収束は見通さんにぇ...んだげど 何が考えんなねべ...」

□「やっぱよ、山形鉄道の新しい"グッズ"制作どが やってがんなねデネ?」

◆「あ!? なに? "ズック"?...いぎなり "ズック" あんて ウヂで作らんにぇず」

□「違う、"ズック" じゃねくて、"グッズ"!だず」

◆「あぁ、"グッズ" がぁ!"ズック"じゃねくてな...」

■「いや待ッテケロ!"ズック"だって作られっぺ!宮内さ宮城興業あんも!」

 

 てな訳で“ASHI”プロジェクト2021がスタートしたという。誕生物語の真偽は別にして、こうした動きが山形鉄道と沿線自治体の若い担当者の中から生まれて来ることを頼もしく思います。プロジェクトの成功を祈ってます。頑張ってください。

 

物語の続きはこちらから → https://readyfor.jp/projects/ashiproject2021

 

2021.07.31:orada3:コメント(0):[イベント情報]