5月23日(日)、あいにくの小雨模様でしたが、駅周辺の花壇の整備作業を行いました。今日は駅前広場の花壇も含めて、3箇所に分かれての作業です。ロックガーデンには屈強な会員が四方八方から攻め入り、みるみるうちにスッキリ頭になりました。
「成田駅は”程良い田舎”がいいですね。」と語ってくれた方がいましたが、花壇を綺麗な状態で維持することは、結構大変な仕事になります。しかも反省会をやれないのがとても寂しいのでありました。
いよいよ赤湯駅に到着した。西口広場の池越しに見ると、まるで超富豪の別荘のようである。さらに駅舎の中を探検すると、照明が極めて凝ったものであることに驚かされた。山小屋風、ステンドグラス風そしてシャンデリア風のものまである。ここに暖炉があれば、まさに湖畔に建つ別荘である。
この駅舎は昭和63年(1988年)10月25日に長井線開業に合わせて建設されたようである。平成11年(1999年)には、梨郷駅がこれまたログハウス風に造られた。さらに平成27年(2015年)には南陽市文化会館が建設され、世界最大の木造コンサートホールとしてギネス認定されている。こうしてみると、ギネス認定へのスタートは、長井線赤湯駅にあったのかもしれない。やっぱり、降りてみなけりゃわからんもんだ。
【おらだの会】この豪奢な照明が点灯するか否かは確認していません。ご存知の方は教えて下さい。
南陽市役所駅を出るとすぐに、奥羽本線の線路と並走しながら国道113号線の高架をくぐる。旅人は、この高架を超えて長井線の旅に向かうのである。折しも今日5月16日は、松尾芭蕉が「奥の細道」の旅に出発した日であり、「旅の日」である。
この高架は、憧れの土地への入り口であり、過去の自分との訣別の場所である。芭蕉が「旅心定まりぬ」と語った白河の関と同じかもしれない。旅が終わり高架を超えて帰るその時に、胸の中に語りきれない実りがあることを願っている。(「木戸をあけて」的)
トカイヲ ハナレテ タビスル ヒトヨ
キミハ ナニヲ モトメテ キタノカ
トカイニ カエル タビビトヨ
キミハ ナニヲ ミツケタ ダロウカ