「跨線橋」のはなし

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 上の写真は2025年2月16日、今泉駅の跨線橋からの写真である。これまで何度か素敵な写真を送ってくれたMNさんの作品である。跨線橋はただの通路でありながら、そこから見える鉄路や周囲の景色に、自分の人生を重ねてしまう不思議な魅力をもった場所のように思える。

 

 階段を上る。一歩ずつ上る。自分を育ててくれた故郷や過去の自分、あるいは平穏な日常を引きずりながら、棄てながら上っていくのである。上り切った後の通路でのひと時。眼下には幾筋かの鉄路が見える。自らの軌跡と重ね合わせながら眺める。その景色は、一瞬だけの「今」なのかもしれない。やがて何処に進むか、決断の時がやって来る。階段を降りるとき、ホームも列車の姿も見えなくなる。この道で良かったのか、との思いが胸をよぎる。立ち止まっては悩み、それでも自分だけのホームへと向かって行くのだ。

 

 米屋こうじさんは、地域おこし協力隊に着任してから、ここを定点撮影場所としている。米屋さんは何故この場所を選んだのだろう。そして写真を提供してくれたMNさんは、何を思ってここを渡ったのだろうか。聞いてみたいものだ。

2026.02.13:orada3:[駅茶こぼれ話]

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