10月13日の地元紙に「タイムカプセル開封」の記事が掲載された。20世紀の最後の年に「今、21世紀に伝えたいもの」と題して、県民から募集した宝物を納めていたものを、25年経った今年、開封したものである。テレビでは開封するシーンが放映されたが、その中に映っていたのが、上の写真であった。長井市役所職員として山形鉄道㈱の設立に携わり、退職してからは羽前成田駅協力会の事務局として永く交通問題に携わられた故小口昭さんの作品である。小口昭さんの作品はこちらからご覧ください。
「25年前の君へ」
あれから25年たった。君の後継にE8君が登場したけれど、トラブル続きで可哀そうだった。君は今でも、「銀つば」と呼ばれてみんなから愛されているよ。君はカッコ良くて、何より大きな窓のある君との旅はとても楽しいものだった。今から25年後は、長大トンネルが完成しているかもしれないね。
僕らのフラワー号は、新幹線と並んで胸を張っているように見えた。君は私たちのヒーローだった。25年たった今年は、社員が少なくなったり、詐取事件に巻き込まれたりと、とても大変な時を迎えているんだ。でもクラウドファンディングに地元はもちろん、全国からも応援が寄せられている。車両のコスチュームは変わるかもしれないけれど、鉄路を守った人達の思いはこれからもずっとずっと繋げて行くからね。
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