公募社長として奮闘された野村浩志さんが亡くなられたことをSNSで知った。今はやりのフェイクかと思ったが、残念ながらそうではなかった。野村さんは読売旅行の社員で山形営業所所長を務めていましたが、長井市内のイベントにはボンネット車で駄菓子屋を出してくれたものでした。また七夕ツアー(2007年7月)やクリスマスサンタ列車(同年12月)など様々なツアー商品を企画し、まさに街と鉄道を観光で結ぶ企画を立案、実施してくれたのです。
2009年に山形鉄道社長に就任してからは、広報戦略と共に日本一なが~いカレンダーや日本一長い硬券など長井線グッズの企画開発にも取り組んでくれました。私たちおらだの会にも足を運んでくれてアドバイスをいただいたものです。2015年に体調を崩されて辞任されるまでは、まさに走りづくめであったと思います。
野村さんの御労苦とその御功績に、心からの感謝と敬意を表し、写真の雑誌に書かれた言葉を噛みしめながら、哀悼の意を表したいと思います。どうぞ安らかにお休みください。
・新幹線はお金儲けは上手です。フラワー長井線は人を感動させるのが上手なんです。
・「フラワー長井線ランド」では、長井線の乗客がディズニーランドでいうゲストで、山形鉄道の社員、自治体の職員、沿線の住民の方々全員がキャストです。
・「カネ・ヒト・モノ」が最初はゼロでも、そこに「火」をつけ、無理なく自分の志を熱く、自然に楽しくやっていれば、ドンドンその火が広がっていくのだと感じます。
・列車の終着駅は、「仕事を通して、人の役に立てる生き方をすることです。」
・私の夢は、本物の駅舎と本物のレトロな車両を譲り受けて、「レトロなローカル鉄道の美術館」をつくる事。
野村さんが成田駅に残してくれたものはこちらから
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