写真展には、様々な思いを持った方が訪れました。作品の一つを数十分も正座してご覧になっていた方は、「先生の作品は正座せずには向き合えないのです」と言います。「ここから始まる」という題名に共感して、結婚指輪に刻印したという方がいた。その方は「ここで初めて広田さんに会えたような気がします」と語ってくれました。またある方は、「精神的に落ち込んでいた時に広田さんのお話を聞いて立ち直れたのです」と話してくれました。岩手県雫石町からおいでになった方は、寄書き帳に筆を走らせながら「雫石で写真展を手伝いたかった」と残念がった。広田さんはその作品をとおして、また生き様をとおして多くの人に多くのものを伝えていたのでした。私達もこの写真展をとおして、広田さんからもらったものの大きさに改めて気づかされるのでした。
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