長井高校写真部の「物語のある風景展」がスタートした。列車という空間の中に一人だけの生徒の姿。ホームで列車の進行方向を確かめているような眼差し。ホームにぽつんと立つ生徒は何を見ているのだろう。同じようなシチュエーションでありながら、そこに描かれているのは思春期のそれぞれの心の風景のように思える。
前期の7人展のテーマは「未来に伝える鉄道風景」でしたが、高校生の作品は「今の私の鉄道風景」といえるかもしれません。サブテーマに「この場所は100年前にも、100年後にも思いを馳せる不思議な場所です」とありますが、鉄道のある風景はそれぞれの世代にそれぞれの思いを感じさせるようである。改めてなんとも不思議な場所に思えて来る。
長井高校写真部展は11月3日(木)から11月6日(日)までの午後1時半から4時までとなっています。どうぞご覧ください。そしてあなた自身の物語を綴ってみてください。
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