小口昭さんは長井市役所で長く広報を担当していた。写真撮影も各種展覧会で受賞するような技術を持っていた方であった。写真集「長井線今・昔」の中にも受賞作品が掲載されているが、上の写真もその一枚である。キャプションを紹介する。
「奥羽本線赤湯駅に新幹線「つばさ」が停車し、長井線と連絡するようになった。平成12年に山形新聞社は記念にタイムカプセルを作り、公募写真等で優秀賞になった上記写真をタイムカプセルに埋設、2025年に開封される。」
平成12年は西暦2000年であり21世紀の幕開けの年である。長井線も開業77周年にあたり、サイクルトレインなどの記念事業が行われたという。3年後、タイムカプセルが開封される。小口さんはいないけれども、氏の本物の作品と再会できることを楽しみにしたいものだ。
【おらだの会】小口昭遺作展「長井線の今・昔」は、9月4日までの毎週末(金・土・日)の午後1時半から4時までです。なお都合により事前の告知もなく閉館とする場合もございますのでご了承ください。
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