国鉄改革の流れの中で昭和62年(1987年)3月31日 に国鉄長井線はその歴史を閉じ、翌4月1日から東日本旅客鉄道㈱(JR)長井線となりました。史料では「サヨナラ国鉄」を実施したとされていますが、残念ながら詳しい内容はわかりません。そしてJR長井線も昭和63年 (1988年)10月24日にその仕事を終えることとなります。駅協力会の資料では、翌10月25日の山形鉄道㈱フラワー長井線営業開始日には、羽前成田駅協力会が旗で歓迎し、花束贈呈をしたとあります。
みんなの希望と期待を受けて迎えられたフラワー長井線誕生の9時間前に、最後のJR列車がホームを離れていきます。そしてこの日のJR列車におじいさんと一緒に乗った想い出を語ってくれた方がいて、「おじいさんがくれた宝物」と題して紹介しました。今まで存在したものが消えてしまう瞬間を見守る駅員さん、そして孫と一緒の時間を過ごしたおじいさん。二人の胸に去来するものは何だったのでしょうか。
→ おじいさんがくれた宝物:山形鉄道 おらだの会 (samidare.jp)
【おらだの会】写真は、小口昭遺作展「長井線の今・昔」より。8月12日~14日は駅茶は休館となります。あわせて入場券(硬券)の購入、駅スタンプの押印もできませんのでご了承ください。
この記事へのコメントはこちら