(30)最後の86型も生きていた

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 「風と大地と猿の写真展」においでになった方から大変なことを教えてもらった。山形市十日町の第2公園に展示されている機関車は長井線を走った機関車だ、というのである。しかもその写真が「長井線の今・昔」という冊子に出ているという。さっそく駅茶にあったその冊子を見てみると、確かに同じ68691号のプレートが確認できた。

 

 鬼滅の刃の無限列車が86型をモデルにしていて、同型車が山形市内に展示されていることは紹介していたが、まさかその車両が長井線の旅客車を牽引していたとは驚きである。長井線の最後の蒸気機関車59634号が北九州市で保管されていて、さらに最後の旅客車を牽引した68691号が山形市に残っている。なんとも不思議な思いである。

 

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【おらだの会】「長井線の今・昔」は成田駅協力会の事務局長を永く勤められた小口昭さんが平成26年に発行されたもので、モノクロ写真は同書からコピーさせていただいた。また現在の写真は上山市のYさんに提供いただいたものです。

2022.05.03:orada3:[羽前成田駅100年物語]

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