昭和63年4月20日、山形鉄道株式会社の設立総会が開かれた。駅協力会として7株35万円を出資したと記録にはある。時庭駅協力会が出来たのはこの年の9月18日であり、駅協力会として出資したのは羽前成田駅協力会だけであろう。
駅協力会の総会資料によれば10月23日に「ごくろうさん!JR長井線 感謝の集い」を駅前広場で行い、13時56分発の列車の運転手、車掌に花束を贈呈。あわせて大場輝昭成田郵便局長、佐藤才次氏、佐藤伸太郎氏、佐々木松次氏に感謝状を贈呈したという。そして25日には「おめでとうフラワー長井線」として11時13分の上り列車と11時25分の下り列車の歓迎を行ったとある。
写真は開業当日の駅の様子である。大正時代の開通祝賀には緑門(杉葉などで作るゲート)が飾られていたようであるが、この時には車寄せの柱を装飾している。
【おらだの会】昭和59年から山形鉄道が開業した昭和63年までの駅舎の変遷はこちらからご覧になれます。
→ 停車場の追憶写真帳:山形鉄道 おらだの会 (samidare.jp)
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