9月3日から「駅舎と96(きゅうろく)展」がスタートした。会場では、「さよならSL」のヘッドマークをつけた59634号と北九州市の九州鉄道記念館に展示されている写真が展示されている。九州の写真を提供してくれたのは北九州市出身の長井市地域おこし協力隊・高橋秀孝さんです。
偶然にも元国鉄職員で59634号も運転していたというSさんが駅茶においでになった。鉄道記念館の写真を見て、「こんなにピカピカにしてもらうのは、お召列車を牽く時ぐらいなもんだ。こんなに大切にされているのを見せてもらって、こっちまで嬉しくなるなぁ。」と、当時の想い出を語ってくれました。
人々の記憶から消えていたものが、歴史のうねりの中で再び浮かび上がって来ることもある。Sさん達が共に汗を流した機関車が、今も九州の地で人々に愛されながら生きている。「ごくろうさんよ」という時、それは故郷を走った機関車と共に、それに関わった全ての人々への感謝の言葉なのかもしれない。
『さよなら列車』は九州と山形を結び、今と昔とを繋いでくれるものだった。
鉄道記念館の写真の経過はこちらからどうぞ → 「さよならSL」との再会:おらだの会 (samidare.jp)
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