駅ノートに思うこと  四季の郷駅

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 今、駅茶では『駅ノートイラスト展』を開催している。「長井線乗車リポート」で各駅を巡りながら他の駅での存在を知ったことがきっかけである。スマホで簡単に投稿し合う時代にあって、陽に焼けたノートに文を書き、絵を書き残すのは時代遅れのような気もするが、ノートを見てSNSにはない感慨を持つのは私だけではないと思う。

 

 展示されている作品の幾つかを紹介していきたい。最初は、JRW4H24さんの四季の郷駅を描いた作品である。JRW4H24さんの絵には子供たちが多く登場する。特にこの絵を見ると四季の郷駅で行われる夏の七夕祭り、冬のイルミネーションの時の子供たちの生き生きとした笑顔が見えてくるような気がするのである。

 

 四季の郷駅のように、ホームと待合室しかない駅にもそこに降り立つ人がいる。そして駅舎の様子から地域の雰囲気を感じとる人も少なくないように思う。駅は、私たちが想像する以上に重要な「地域の窓」だと思う。そしてそこに置かれた駅ノートで心を繋ぎ合うのは、ローカル線の旅の魅力の一つなのではなかろうか。だとすれば駅ノートは、旅する人を迎える私たちの「おもてなし」の表現でもある。この展示会が、駅ノートについて考るきっかけになればうれしいと思う。

 

 【おらだの会】 駅ノートイラスト展の日程等はこちらから

→ 『駅ノートイラスト展』始まります:おらだの会 (samidare.jp)

2021.07.27:orada3:[駅茶こぼれ話]

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