「乗ってみなけりゃわからない、降りてみなけりゃわからない」と始めた乗車リポートでしたが、最後に「駅ノートをめぐる旅」を提案したいと思います。
羽前成田駅では平成23年の駅舎改修時から停車場ノートを設置してきました。田舎の風景に癒されたことや、駅のトイレがきれいで驚いたことなどが書かれています。また集団就職で故郷を離れて行った時の想い出や母の最期に立ち会い都会に帰る人の思いなども綴られています。またとっても素敵なイラストが描かれている時もあります。
今はスマホで写真を撮って投稿し、それを見て「いいね」や絵文字を送信し合います。そんな時代に、ふと降り立った駅舎の待ち時間を使ってわざわざペンを走らせるのです。駅ノートには旅人と地元の人との心のふれあいがあり、共に人生を旅する者同士が共感し合える「場」があります。「駅ノート」に「旅の本質」が見えるような気がします。
私が調べた範囲では、駅ノートがあるのは四季の郷駅、白兎駅、羽前成田駅、時庭駅、西大塚駅のようです。駅ノートを巡りながら、フラワー長井線の「旅の魅力」と旅人が見た「田舎の光」を感じてみてはいかがでしょうか。
【おらだの会】写真は、四季の郷駅の駅ノートから撮らせていただきました。その他の駅ノートにも素敵なイラストが描かれていますよ。
この記事へのコメントはこちら