見所満載の今泉駅を出てすぐに転車台跡があるのだが、列車の中からは確認することが出来ない。残念、と思っていたらJRの線路側に「35 越後街道」の看板が見えた。今どき、「街道」という名称が使われていることに驚いたが、そう言えば〇〇街道踏切と表示されている踏切注意柵があったことを思い出した。
後日、「35 越後街道」の意味を確かめるべく自動車で向かうと、やはり踏切を表示する看板のようである。(ただし注意柵のキロ数は22k689m、奥の計器ボックスの表示は22k693mとなっているのが気になるが。)
山形鉄道に教えてもらったところ山形鉄道の踏切の数は56箇所で、そのうち越後街道や長井街道のように街道名がついている踏切は16箇所。他には伊佐沢街道、東伊佐沢街道、小松街道、越後街道、時庭街道、萩生街道、南台街道、手ノ子街道、平山街道、西舘街道があるそうだ。
「街道を行く」ではないが、街道という名称は、古くからの人々の行きかう様が見えてくるようで、何とも趣きを感じるものである。そこに立つ踏切は、時空移動の入り口のようだ。
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