2月8日NHKのシブ5時で、山形鉄道のオンラインツアーが紹介されました。それを見ました私も、芭蕉の如く「こもり人夢は鉄路を駆け巡る」のでありました。そんな訳で、土・日・祝日フリー切符を利用して「乗り鉄」に変身して、言わゆる一つの「日常の中の非日常」、あるいは「長井線珍百景」を探す旅に出かけることにしたのであります。ヤッパリノンネキャダメダベヨ。ノッテオモシャエモノサガスベヤェ。
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? さあ9時37分、成田駅のホームに下りの紅花号が到着しました。勇んで乗り込んだその時に、目に飛び込んできたのがスコップ。さすがに冬のフラワー号は準備万端だ、と感心した。が、はてこのスコップはいつ使うのだろう。強化プラスチック風ではあるが、これでは固い雪には歯が立たないはず。しかも走行中は使えない。そんな事よりも、スコップの置かれている場所が面白い。ずーっと前からそのためにあったような手すりに入れられている。その姿はまるで、旅の安全を願うお守り札のケース、あるいは神棚のようであった。私は整理券を持った手を合わせ、旅の安全を祈るのでありました。
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