久しぶりの晴れ間に、虹が現れました。冬の虹は、雪との戦いに明け暮れる日々に、ひと時の休息の時間を与えてくれます。ましてやコロナ禍で塞ぎ込む毎日の中では、希望やときめきをも呼び起こしてくれます。
というわけで、虹のゲートを、粉雪を颯爽と舞い上げて駆けて来るフラワー号の写真を撮ろうと、カメラを持って待ち構えていました。けれども3分後に到着した紅花号の頭上に、その想いだけをかすかに残すようにして、冬の虹は儚く消えてしまいました。
虹が現れた昨日は、長井市内で第18回雪灯り回廊祭りが行われました。SNSに上げられる写真からは、コロナを吹き飛ばせとの市民の思いが伝わってきます。ランタンの灯りは、凍てつく空にかかる虹のように、折れそうな心を支え合いながらみんなの気持ちを繋いでいこうというメッセージのように思えました。
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