いつもの風景

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  1月4日、仕事始めの月曜日。駅にいつもの風景が戻って来た。7時41分成田駅着のアヤメ号で会社勤めの人達が降りて来た。その一人ひとりに手を振って迎える女の子とそれを見守るおばあちゃん。いつもの風景である。

  今年はコロナの影響で、都会に住む子供や孫たちと年末年始を一緒に過ごすことができませんでした。親戚同士のあいさつ回りを控えた方も多かったと聞きます。普通の暮らしの有難さを教えられた一年でした。

 

   思えば2年前の1月末から2週間ほど、長井線が大雪のために運休となりました。列車の警笛が聞こえない日々が続きました。線路は雪で埋まり、廃線跡のような風景が現れたものでした。鉄道も自分達の体の中に刻まれている風景の一つだったことに気付かされました。

 

  いつもの風景の中で、いつもの暮らしを重ねることができることに感謝しながら、この一年を過ごしたいものだと思います。

2021.01.04:orada3:[駅茶こぼれ話]

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