「一年を四つに分けるなんてもったいない」
まる久さんで支邦そばを食べたら
裏手にある特等席で黄色い世界を心ゆくまで眺める。
稲刈り直前の贅沢な過ごし方。
広田泉さんの「成田界隈探検」も最後の作品になります。「一年を四つに分けるなんてもったいない」。一見、妙な印象を受けるこのタイトルの中に、刻々と変化する被写体と関わってきた写真家の眼差しを感じることができます。
季節の移ろいの中に身を置いて、その輝きを心ゆくまで眺めることのできる贅沢。そんな暮らしの素晴らしさに気づいてほしいというメッセージでしょうか。そして、さりげなく地元の支那ソバ屋の宣伝をしてくれているところが素晴らしいですね。
【おらだの会】広田さんの作品は、羽前成田駅待合室に展示しています。
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