4月5日の雪囲い撤去と杉っ葉拾いの後は、桜の銘板設置。令和改元を期して制作した万葉風銘板は6種類。今は十月桜が満開です。そして待合室にも桜の花が活けられています。一年中、駅舎に花を飾ってくれている方の作品です。コロナ騒動で暗くなってしまう心を救ってくれるような気がします。
駅前広場には枝垂れ桜、関山、寒緋桜、染井吉野、十月桜、御衣黄改め鬱金桜の6種類が植えられています。感染に注意しながらお楽しみください。
待合室に長井紬の紹介コーナーが出来ました。「長井紬の魅力」が詰まったパンフレットとテーブルセンターの見本が展示されています。さらに長井紬で作られた栞(しおり)は、渡源織物さんからのご厚意で、お持ち帰りできるそうです。「北限の紬」と言われる置賜地方の紬織は、遠く江戸時代まで遡ります。桑市や繭市が開かれるほどの地域の中核的な産業でした。長井線が実現できたのも、郡是製糸が誘致できたのも、養蚕と紬織物があったことが重要な要因だったのではないかと思います。確かな技術に裏打ちされ、素朴な中に品格のある長井紬をご覧になってください。
最近の横殴りの風雨の影響でしょうか、待合室の白壁に染みが浮き上がって来てしまいました。山形鉄道さんからの依頼を受けて、羽前成田駅の壁の塗り替え作業が行われています。作業中は、待合室に資材等が置かれていますので、駅舎においでの方はご注意ください。新型ウィルスの影響で、今一つ気分が盛り上がりませんが、きれいな駅舎で春を迎えたいと思います。
こんな写真を掲示することに躊躇したけれど、残念ですがこれも現実です。多少救われたのが、羽前成田駅の防風林の場所にはあまりなかったこと。そして、廃棄物を1カ所に集めてくれた人がいたようであることです。「ゴミと一緒に、あなたの○○も捨てていませんか」