HOME > 変な民族学4巻 若者達へ

大河ドラマ+祝賀会=“志し”

 今日のNHK大河ドラマで、松下村塾に明治維新の志士たちが集まった。松下村塾での講義は、吉田松陰が一方的に教えるのではなく、「君はどう思うかね?」という問いかけの授業であった。ここには、現代の教育や授業が忘れている『教育の基本=引き出す』を見た思いであった。そして、吉田松陰から語られたのが、「君の志は何かね?」というセリフであった。この『志』という言葉に、「ふるさと」の一節を思い出した。

 先日、元教育者の受賞祝賀会の最後に、受賞者の教え子や後輩の教師たちが、恩師を囲んでふるさとを合唱したのである。その歌詞は ?1.うさぎおいしかのやま こぶなつりしかのかわ・・・・・・・。?3.こころざしをはたして いつのひにかかえらん やまはあおきふるさと みずはきよき ふるさと

 明治維新の志士たちにとってのふるさとは日本であったかもしれない。長井を出た子供たちにとっては、長井であろう。若者達よ、君にとっての“ふるさと”のレベルは何処でもよい。生きる場所での“志”を持ってほしいと思う。

若者達へ23 二人の恩師・・

 思い返すと、このコーナーを立ち上げたのが、2年前の2013年1月30日(⇒ http://samidare.jp/orada/note?p=list&page=5&c=385414&kw=)でした。坂本九さんの「上を向いて歩こう」に始まって、私が好きな(笑)保健室のお話(⇒ http://samidare.jp/orada/note?p=list&page=4&c=385414&kw=)などを話してきました。本日は、本コーナーの2周年を記念して、ちょっぴりためになるかもしれないお話をしたいと思います。

 今の時代に、優しい子供が育つかどうかは、第一は愛する夫婦によって生まれたかどうか。いいか、愛情だぞ愛欲ではないぞ(笑)。そして、優しいお爺さんとお婆さんがいて、昔話をしてくれたかどうかな訳よ(⇒http://samidare.jp/orada/note?p=list&page=2&c=385277&kw=)。そして、つい先日、私の部下職員の義父が亡くなりました。彼女は、たまたま6年間ぐらい同居した義父の死を悲しみ、旦那さんと二人で号泣したそうです。昨年、私の中学校の3年間を担任してくれた先生が亡くなりました。その先生から「お前なんぞ死んでしまえ!」ぐらいの言葉をかけられた私の友人に、「高橋、おまえが一番迷惑をかけたんだから、お前が弔辞を書け。俺が読んでやるから」などというセリフを吐いたのです。

 どうだ、少しはカッコいいと思うべ。ところが、遺影の前に立って、弔辞を読み始めたら涙が出てきて出てきて、字が読めなかったのです。(というと本当と思うでしょうが、単に老眼鏡を忘れて行っただけかもよ)

 そんなことはどうでもよい。人が人として幸せな人生を全うするためには、①夫婦の愛 ②自分にも子供にも厳しい父と優しい祖父母がいること ③二人の恩師に出会うこと。一人は、学ぶことの面白さを教えてくれる学生時代の恩師。 ④二人目の恩師は、社会人になってからの先輩や上司である。人間は動物である、アリさんと同じに仕事を成し遂げて初めて、人生を全うできるのである。いま、真面目な仕事に就けないでいる方は、小中学校の時に、先生の話をじっくりと聞けなかった子供なのだ。でもそれは、辛い家族の中で育ったからなんだと思う。

 でもな、これを読んでくれているあなた方が、社会人であれば、人の性にするんじゃないぜ。フリーターなんてあったもんでねぇ!。自分の道は自分で決めろ、思った道を歩けばいいのだ!還暦間近の変な叔父さんが、若者たちに伝えたい最大のメッセージでごわす!!

若者達へ 22 青春とはなんだ!

 「青春とはなんだ」というテレビ番組があったことを覚えている方は少ないでしょう。還暦を迎えた年寄りが、何故いまさら「青春」を語るかというと、昨日、長井の勤労青少年ホームの新年会にご招待を受けて、若い人達と酒を飲んで楽しいひと時を過ごしたので、無性に書きたくなってしまいました。

 「青春」を英語で言うと「Blue  Spring」。Blue  とは“憂鬱”の意味もありますね。そうすると、「青春」とは、いろいろな草花が芽吹く春なのに、不安で憂鬱な時期であることを示していると思いますよね。仕事や恋愛で悩み、人生に悩む日々が青春です。だから青年は辛いのです。

 次に“青”の付く漢字を並べてみましょう。”青”に“心”を書くと、「情」になります。情け、ああ無情、情報(情けに報いる)、情熱・・・etc。これをつないでいくと、悩み多き青春時代を過ごすことは、人の優しさを受け止めることができる人となり、挫折を乗り越え、自らの生きる道を見つけ、新たな社会を切り拓く“情熱”を持つことができるのだと思います。そんな人になれるか、はたまた沈没するかは、2人の師に出会えるかどうかです。一人は学生時代の恩師、もう一人は社会人になってからの上司です。年寄りは、若者の支えにならなければならないと思います。それが、私達の最後の仕事だろうと思います。

 ただし若者達よ、君の人生の辛さを周囲の大人の性にするんじゃないぞ。求めなければ出会うことはできないのだ。こんな素晴らしい(?!)青春時代を精一杯悩み、生きて欲しい。それが青春だ!。そこから何かが見えてくるんだ。頑張れ!!

※『青春とはなんだ』 夏木陽介主演、1965年10月から1年間、日本テレビ系列で放送され大人気※『これが青春だ』  1966年に公開された夏木陽介主演の東宝映画作品 

 

若者達へ21 失恋したら何処へ行く?

  • 若者達へ21 失恋したら何処へ行く?
 変な(スケベな)民俗学者というペンネームで、若い皆さんにいろんな思いを伝えようとして来ました。一つは、「青年期に『挫折』を味わった人こそが『栄光の架橋』を渡れる」ということです。私の過去を振り返った時に、最大の挫折は、初恋・失恋であったことを思い出しましたので、しばらくの間は、私の人生をからめて話したいと思います。
 彼女に振られた男が、ストーカーになるケースが見受けられます。ストーカーはほとんどが男性ではないかと思います。職場の若い女性に、「男って、失恋してから新しい恋をするまでは、ず~っと失恋状態なんだよな。女性もそうだろう?」と聞いたら、そこにいた2人の女性が口をそろえて「そんなことありませんよ~」と言うのです。これには私がこれまで蓄積してきた女性観が一変してしまった。草食系男性諸君よ、女性なんてこんなものなのかもよ。 晩生の私は、20歳で初デートをした彼女に、●か月で振られたわけだ。その時、「彼女が僕を振ったことを後悔させるような男になりたい」と思ったんだ。それからは、彼女の面影を浮かべながら、ある意味では彼女(又は新彼)との見えない競争だったような気がするのです。
 さて失恋したら何処へ行く? 当然今でしょう、北でしょう。昔、南沙織や松田聖子といったアイドル歌手の歌は、恋が成就した歌であって、南の島にいく訳だ。それに対して森進一の「襟裳岬」、「津軽海峡冬景色」などの失恋者は、北に向うんだ。♪♪襟裳の春~は 何もない春です 寒い友達が訪ねて来たよ 遠慮はいらないから温まってゆきなよ♪♪ 辛いとき寂しい時にこそ、人の優しさと温かさに触れることができるのだと思う。辛くなったら、死にたくなったら、成田駅に降りて来い。成田駅は襟裳岬じゃねえから、酒はいっぱいあるからよ! いつでも遊びにおいで・・・。若者よ、北に走れ!北を愛せよ! 

若者達へ ⑳ナイナイアンサー見た?

  • 若者達へ ⑳ナイナイアンサー見た?
 今日は火曜日、岡村とヤベッちが司会をしている「ナイナイアンサー」の日なのです。なんと本日のテーマが、「連れ子」であり「継母」でした。タレントの石田壱成はもちろん野村監督夫妻、U字工事の益子卓郎、さらに土曜ワイド劇場で有名な船越英一郎さんも、バツイチの彼女と結婚したのだそうです。
 連れ子、継母で思い出すことはないでしょうか?そう、「若者達⑮ある継母のこと」です。ナイナイアンサーの各出演者がアドバイスをした内容は、『白雪姫』には程遠い『白雪ママ』が語る言葉と全く同じものでした。
 最近は、バツイチ、バツ2も珍しくありません。でも、本当に妻を愛しているならば、妻がお腹を痛めた子供を守り育てることができるのだと思う。最近はやりの「ボランティア」は、代償や見返りを求めているようで嫌いだ。本当の愛とは無償のものだと思うから。
 そう言えば、小椋佳の歌に「私に少し~は愛を下さい・・。」という歌がありましたね。『僕に~も、少し~は、愛を下さ~い』、僕の恐怖の妻から愛が欲しい!あ~家に帰るのが怖~い(笑)